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Channel: 初心者の果樹栽培|庭植え鉢植えで大収穫
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グミの育て方 庭植え|ジベレリン処理で結実アップ!

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グミの結実


近所の庭に栽培されているグミの実をつまみ食いした思い出は、
多くのかたが持っているのではないでしょうか?

グミは日本の山野にも自生しているため、
日本の風土に適していて、丈夫で育てやすく、
手がかからないので家庭栽培に適した果樹です。

また、グミの実は皮が薄く、変質しやすいので、
市販されることはほとんどありません。
家庭栽培でしか味わえない果実といえます。


[グミ 庭植え育て方]

栽培条件品種選び方

・栽培条件
グミは乾燥や雨・風に強く、丈夫で育てやすい果樹で、
栽培にもあまり手がかかりません。
日当たりと排水さえよければ、
荒地や砂地などのやせ地でも栽培できます。

・品種選び
グミには、落葉性と常緑性のものがあります。
常緑性のグミは、秋に開花して冬を越し、春に実が熟します。
落葉性のグミは、春に開花して初夏に実が熟します。

園芸種として販売されているグミは、
耐寒性のある落葉性の種類が多いです。
園芸種のグミを購入すれば、北海道でも栽培は可能です。

家庭栽培には、実が大きく、
甘味も強いビックリグミ(ダイオウグミ)が一般的です。


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グミの仲間、サンシュユ


植え付け時期場所

・植え付け
落葉性のグミの植え付けは、
11月~12月上旬、または3月に行います。
常緑性のグミの植え付けは、春に行います。

直径50cm、深さ50cmほどの穴を掘り、
半量の土に堆肥または腐葉土を混ぜて埋め戻します。
その上に、何も混ぜていない土を埋め戻してから植え付けます。

根をよく広げて植え、水をたっぷり与えます。
支柱を立てて支え、50~60cmの高さで剪定します。

植え付け場所
グミは育てやすく、日当たりと水はけさえよければ、
土質はほとんど問いません。

ビックリグミを植える場合は、高さ3mほどになるので、
3m四方ほどのスペースが必要になります。


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グミの花


仕立て方剪定から収穫まで

・仕立て方
主幹形仕立てが一般的です。

常緑性のグミの場合は関東以西の暖地で、
低木を平面的に仕立て、生垣としても利用されています。

・剪定
グミの剪定は1月~3月に行います。

主枝は2~3本程度にし、風通しと日当たりをよくするために、
徒長枝や混み合った枝を整理します。
新梢の先は1/3ほど切り詰め、下のほうの幹から出た枝は元から切ります。

・施肥
グミは非常に丈夫で、やせ地でもよく生長するため、
特に施肥の必要はありません。

・ジベレリン処理
グミには自家受粉しにくい品種があります。
花はたくさん咲くのに実があまりつかない場合は、
自家受粉しにくい品種と思われます。

グミの満開の時とその2週間後の合わせて2回、
1万倍に薄めたジベレリン液を霧吹きなどで散布すると、
よく実をつけます。

■参考
・グミの育て方 庭植え|ジベレリン処理で結実アップ!
・グミの育て方 鉢植え|美味で鑑賞用にも栽培♪
・グミ 剪定のコツ
・グミの実がつかないときは?
・ビックリグミ 実がつかない
・グミの木販売
・グミの木 種類
>>グミの苗を見てみる


ビワの育て方 庭植え|剪定と摘果でよい実を栽培

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ビワの結実


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ビワの花


ビワは江戸時代に中国から渡来してきた果樹で、
日本各地で育てられ、親しまれてきました。

丈夫で育てやすいのが特徴で、種から栽培しても、
10年もたたないうちに大木に育ち、
毎年たわわに実をつけてくれています。
剪定を工夫して、小さめに育てると管理しやすいです。

東北南部や新潟県でも実をつけますが、
温暖な気候を好むため、よい果実を作るためには、
房総半島以西の太平洋岸の暖地が栽培適地です。


[ビワ 庭植え育て方]

栽培条件品種選び方

・栽培条件
11月~2月に開花しますが、
つぼみや花、幼果は低温に弱く、
-5℃以下になる地方では防寒対策が必要になります。

・品種選び
暖地で栽培する場合はどの品種でもよく育ちますが、
冬にやや気温の低い地域では、晩生の「田中」が適しています。


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ビワでフルーツゼリーを


植え付け時期場所

・植え付け
6月、9月~10月、3月下旬に植え付けができますが、
一般的に3月下旬が最も適期です。

幹が太く、節間が短く詰まっていて、
葉が大きな苗を選びましょう。
株元や根にコブのできる、
ガンシュ病に感染していることがあるので、
よくチェックしてから購入します。

直径50cm、深さ50cmの穴を掘り、
堀り上げた土の半量に腐葉土、油かすを混ぜて埋め戻し、
その上に何も混ぜていない土を埋め戻してから植えつけます。

根鉢は1/3ほど崩し、弱った根などを取ってから植えつけます。
あまり深植えにならないように注意します。

植えつけた後は、不要な枝は付け根から切り取り、
水をたっぷりと与えます。
その後は、ひどい乾燥が続かない限り、
水やりの必要はありません。

苗木を植えつけてから実をつけるようになるまで、
苗木や品種によりますが、2~5年かかります。

植え付け場所
弱酸性で、水はけのよい土壌を好みます。
また、花や幼果は低温に弱いため、
冬でも暖かい陽だまりができる場所が最適です。


仕立て方剪定から収穫まで

・仕立て方
ビワの果実は、枝先になるため、
すべての枝先を選定することができず、
どうしても樹形が大きく広がりがちです。

そのため、2~3本の主枝を横に寝かせて誘引して低樹高にした、
「開心自然形仕立て」がよいでしょう。

・剪定
ビワの剪定は、つぼみが大きくなる前の9月上旬~中旬に行います。

植え付け翌年に、主枝となる2本を残して他の枝は切ります。
主枝は下に誘引して、横に寝かせます。

2~3年目は、日当たりがよくなるように、
混みあう枝を間引く程度にします。
枝の先端部は切り返しません。

4~5年目以降は、数年実をつけた枝は、
充実させたい枝の上で切り詰め、
新しい勢いのよい枝に更新します。

主枝は数年ごとに更新するため、
主幹近くの新梢は、主枝の予備枝として残しておきます。

・施肥
3月と9月に、株の周囲に混合肥料を施します。

摘蕾摘果
1つの花房に100個も花がつきます。
すべての花を結実させると、実が小さくなり、
また樹も弱ってしまうため、摘蕾を行います。

開花直前に、花の数の多い枝や勢いの弱い枝の花房を切り取り、
花房の数を1/2~1/3程度まで減らします。

さらに開花後の12月頃、摘果を行います。
1花房に5~6段ある果房を、2~3段を残して取り去ります。

幼果が大きくなり始める4月上旬になったら、
葉25枚に1果程度になるように、
1果房あたり2~4果を残して摘果します。

・袋かけ
カミキリムシの被害が心配なら、袋かけをします。
袋かけは4月下旬~5月上旬に行います。
「田中」などの大果品種は1果ごとに、
「茂木」などの小果品種は果房ごとに袋をかけます。

・収穫
オレンジ色が濃くなり、
果実がやわらかくなったものから順次収穫します。

>>ビワの育て方 鉢植えはこちら

>>ビワの苗を見てみる

ビワの育て方 鉢植え|摘蕾と摘果で甘い実に栽培

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ビワの季節が楽しみ


ビワは丈夫で、日本各地で育てられますが、
冬に咲く花や幼果は寒さに弱いため、
関東南部以北ではよい実がなりません。
鉢植えは凍害を避けるのに有効です。

ビワの花は多く咲きすぎるので、
早めに実の数を制限することが、
甘い実を作る秘訣です。


[ビワ 鉢植え育て方]

植え付け時期場所

植え付け管理
3月下旬~4月中旬に、水はけの良い用土に植え付け、
30~50cmの高さで剪定します。
根が落ち着くまで、水を十分に与えながら日陰で管理します。
根付いたら日当たりの良い場所に移し、冬は室内で管理します。

収穫できるようになったら、1年おきに植え替えます。
植え替え時には、根鉢を1/3ほど崩し、
腐った根などを切って植え替えます。


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新鮮なビワで、ケーキ作り


仕立て方剪定から収穫まで

・仕立て方
模様木風や、スタンダード仕立てがよいでしょう。

・剪定
植え付け後、2年目までは、
1月~2月に3~4本出た枝を横に誘引します。
あまり枝を作らずに仕立てるのがポイントです。

3年目以降は、9月に剪定します。
この時期になると、新梢の先につぼみが確認できるので、
つぼみのある中心枝を残して、
副梢は1本を残して元から切り落とします。
また、混み合った枝も間引きます。

・水やり
土の表面が乾燥したら、たっぷりと水を与えます。
ビワはどちらかというと乾燥を好むので、
過湿にならないよう注意します。

・施肥
3月と7月下旬~8月中旬に、固形の有機質肥料を4~5粒ずつ、
鉢の縁に埋めてあげます。

摘蕾摘果
ビワは花が多すぎるので、
芽かきや摘房、摘蕾、摘果で実数を制限します。
最終的に1果房に3果くらいにします。

>>ビワの育て方 庭植えはこちら

>>ビワの苗を見てみる

ビワの木につきやすい害虫は?

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アオドウガネ


ビワ(枇杷)は、3千年も昔から、
魔法の木として人々に親しまれてきました。

ビワの葉をあぶって、すりつぶしたものは、
万病を治す薬とされていました。

ブドウ糖、果糖、タンニン、ビタミンなども豊富に含まれ、
カゼで咳が止まらないときや、熱があるときに、
食べると効果があるといわれています。

葉っぱを入浴剤にするとお肌にも効果的です。
実から葉まであますところなく活用できるのも嬉しいです。


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カメムシ


■ビワの木につきやすい害虫は?

・アオドウガネ
カナブンともいわれています。
成虫はさまざまな植物の葉を食害します。
幼虫は地中で根を食べて成長していきます。

・ワタアブラムシ
葉の裏に寄生します。
葉から汁を吸って成長します。

少量の発生ですと問題ありませんが、
大量発生をすると被害が大きくなりますので、
大量に発生した場合は農薬を利用します。

・カメムシ(チャバネアオカメムシ・クサギカメムシ・ツヤアオカメムシ)
針状のするどい口で、果汁を吸います。
吸われた実はその部分の水分が減りスポンジ状になってしまいます。

袋がけをして防ぐ方法がありますが、カメムシの口はするどく、
袋越しに口を差し込んでくるため、効果が薄い場合があります。

大量発生したときには農薬の散布となります。

・モモチョッキリゾウムシ
4月頃の袋がけ前の実に卵を生みつけます。
卵を生みつけられた実は落果しやすくなります。

卵を生みつけられる前に袋をかけてしまえば、
被害を防ぐことができます。

・モンクロシャチホコ
ビワの新芽、実などを食べます。
成葉を食害し、主脈だけを残します。

実が被害にあうと収穫ができなくなることもありますので要注意です。
早期発見が大切ですので、定期的にチェックをするようにしましょう。

・セミ(ニイニイゼミ・クマゼミ)
夏場に幹から樹液を出しているものがあれば、セミの可能性があります。


■害虫対策のポイント

・早期発見が大切ですので、定期的にチェックしましょう
・大量発生してしまった場合は農薬が効果的です
・地中に潜む害虫もいますので、早期に駆除しましょう

■参考
・ビワの育て方 庭植え|剪定と摘果でよい実を栽培
・ビワの育て方 鉢植え|摘蕾と摘果で甘い実に栽培

ユズ・ハナユの育て方 庭植え|摘果を兼ねて若い実も収穫

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ユズの結実


ユズは中国揚子江上流が栽培の原産で、
カンキツ類の中では最も耐寒性があり、
東北地方以南で栽培できます。
丈夫で育てやすい果樹です。

ユズは晩秋に熟しますが、
果皮が緑色のうちからその香りを料理に利用できるため、
摘果をかねて、8月下旬から未成熟な果実を収穫できます。
ユズは収穫できるようになるまで、時間がかかります。

ハナユは一才ユズの名で出回っています。
ユズより小型で香りも弱いものの、ユズに似た香りがあります。
その名のとおり花にも香りがあり、花も食用として利用できます。
ハナユは、収穫できるようになるまでそれほど年数がかかりません。


栽培条件品種選び方

栽培条件
カンキツ類の中で最も寒さに強く、
多雨や乾燥にも強いため、
東北地方や北陸地方でも庭植えで栽培できます。

ユズやハナユは、排水性と保水性の良い、
肥沃な土壌を好みます。

・品種選び
ユズには多くの品種がありますが、
種が入らず、トゲのない「多田錦」などが、
家庭栽培に向いていて、育てやすいでしょう。

ハナユには、品種はありません。


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ユズの花


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ユズ茶も美味


植え付け時期場所

植え付け
ユズ・ハナユの植え付けは、3月に行います。

直径・深さ共に50cm程度の穴を掘り、
掘り上げた土の半量に堆肥や腐葉土、鶏糞を混ぜ込み、埋め戻します。
その上に何も混ぜていない土を埋め戻してから、
深植えになり過ぎないように植えつけます。
植え付けたら、高さ50~60cm程度で切り詰め、
たっぷりと水を与え落ち着かせます。

植え付け場所
日当たりが良く、風通しのよい場所に植えつけます。
ただし、西日が強く当たる場所は避けましょう。


仕立て方剪定から収穫まで

仕立て方
ユズ・ハナユは直立性で大木になりますが、
若木のうちから枝を誘引し、開帳させると樹勢が落ち着き、
早く実をつけるようになります。
「開心自然形仕立て」が適しています。

剪定
混み合っている部分や、弱い枝などの間引き剪定を中心に行います。
強い枝は実つきが悪いので、特に長く伸びた枝は、半分程度に切り返します。

施肥
3月上旬、6月上旬、11月の年3回、配合肥料を施します。

摘蕾摘果
摘蕾は、葉のない枝や葉の少ない枝についた蕾を取り除きます。
開花、結実は植え付けから4年目以降にしましょう。

8月下旬~10月中旬までは、収穫を兼ねて緑果の摘果を行い、
最終的に葉100枚あたり1果程度になるようにします。

収穫
ユズ・ハナユは、11月になって、
果実が黄色く色づいたら収穫します。

>>ユズ・ハナユの育て方 鉢植えはこちら

>>ユズ・ハナユの苗を見てみる

ユズ・ハナユの育て方 鉢植え|1本で収穫、栽培しやすい果樹

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ユズの実たち


ユズは古くから日本人におなじみの果樹で、
青いうちから薬味として利用できます。
本ユズは香りも良く一級品種ですが、育てるのがやや難しいです。

ハナユは、花まで香りが強く、料理に利用できることから、
ハナユと名づけられたといわれています。

果実の香りはユズより弱いのですが、
ユズより早くから実をつけるので「一才ユズ」の名で出回り、
ユズの代用とされることもあります。
低木のため、鉢植えにむいています。


ユズ・ハナユ 鉢植え育て方

植え付け時期場所

植え付け
ユズ・ハナユの植え付けは、3月~4月に、
気温が十分高くなってから行います。

6~7号鉢に、水はけと保水性の良い用土を用いて植えつけ、
鉢と同じ高さで切り戻して枝を出させます。
新梢が伸びたら、夏に針金をかけて水平に誘引します。

1年おきに植え替えます。
ユズもハナユも自家受粉をするので、1本だけで収穫できます。


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ハナユ(一才ゆず)


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ユズのシャーベット


仕立て方剪定から収穫まで

仕立て方剪定
模様木風仕立てが一般的です。
枝先を切り詰めて新梢を出し、
シュロ縄で誘引して模様木風に仕立てます。

樹高が鉢の高さの2.5~3倍くらいになるように仕立てます。

水やり
表面の土が乾いたら、水をたっぷりと与えます。
特に冬は、乾燥させないように注意します。

施肥
3月と12月に、親指大の固形肥料を3~4個、
鉢縁近くに埋め込むように施します。

収穫
ユズ・ハナユは緑果も利用できます。
7月下旬以降、利用を兼ねて間引くように摘果します。

最終的にユズは1株3果、ハナユは5~6果にします。

>>ユズ・ハナユの育て方 庭植えはこちら

>>ユズ・ハナユの苗を見てみる

レモンの育て方 庭植え|間引き剪定と摘果が栽培のコツ

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レモンの美しい果実


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青いレモンも良い香り、黄色くなる前に使うとスパイシーで美味しい


レモン(lemon)は強い酸味と芳香を持つ、黄色が美しい果実です。
果汁はビタミンCやクエン酸を多く含みます。
料理や果実酒などのほか、幅広く風味付けにも利用されます。


レモン 庭植え育て方

栽培条件品種選び方

栽培条件
レモンの耐寒性は、カンキツ類の中でも最も低く、
温暖で降水量の少ない地域での栽培が適しています。

年間の平均気温が17℃以上、最低気温が-3℃を下回らず、
特に4月~10月にかけての降水量が少ないことが、
良いレモンを栽培するための条件です。

日本の場合、栽培適地は紀伊半島以西の太平洋岸の暖地です。

・品種選び
「リスボン」「ユーレカ」「ゼノア」、
「ビアフランカ」「マイヤー」などがありますが、
耐寒性が比較的高く、実つきの良い「リスボン」がよいでしょう。


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レモンの可憐な花


植え付け時期場所

植え付け
3月下旬~4月上旬に植え付けます。
直径・深さ共に50cmほどの穴を掘り、
掘り上げた土の半量に堆肥や腐葉土、鶏糞を、
混ぜ込んで埋め戻します。

その上に、何も混ぜていない土を埋め戻し、
苗木を深植えになり過ぎないように注意して植え付けます。
植え付けたら、苗木は高さ50~60cmくらいに切り詰めます。

植え付け場所
冬でも暖かい陽だまりのような南向きの場所で、
風の当たらないところに植え付けます。
排水性、保水性がよく、腐食に富んだ土壌を好みます。


仕立て方剪定から収穫まで

仕立て方
「主幹形仕立て」か、2本の主枝を左右に誘引して、
低い半円形に仕立てた「半円形仕立て」が一般的です。

剪定
レモンは枝の先端付近に花芽をつけるため、
切り返しは行わず、密生した枝や徒長した枝、
弱ったり枯れたりした枝を間引く程度にします。

施肥
3月上旬、6月上旬、11月の年3回、配合肥料を施します。

摘蕾摘果
レモンは四季なり性のため、
夏(7月~8月)や秋(9月~10月)にも開花します。
しかし、樹が疲れてしまうため、夏実、秋実はすべて摘果します。

春実は、葉20~30枚に1果程度を目安に摘果します。

収穫
春に咲いた花は、およそ6ヵ月後に収穫できます。

果実の香りを利用するのなら、まだ緑色のものも美味に使えるため、
9月頃からじょじょに収穫できます。

レモン色に着色するには、12月頃まで枝につけておく必要があります。

特に温暖で霜の降りない地域では、枝につけたまま冬越しをして、
翌年の5月頃までならせておくことができるため、
必要なときに収穫することができます。

>>レモンの苗を各種見てみる

レモンの育て方 鉢植え|剪定し模様木仕立てで栽培

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レモンの実


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レモン結実のとき


レモンは寒さに弱く、温暖な乾燥した気候を好みます。
そのため日本では、一部の地域を除いて、
庭植えでの栽培は難易度が高いです。

鉢植えのほうが、栽培しやすいでしょう。

若木のうちは花が咲いても結実しにくいですが、
5~6年もすると実つきも良くなります。

優良店で苗木を購入すれば、翌年からの結実も可能です。


レモン 鉢植え育て方

植え付け時期場所

植え付け管理
3月~4月に、水はけと保水性の良い用土を使って8号鉢に植え付けます。
用土は、赤玉土(小)6:腐葉土3:川砂1の割合で、
混合したものが良いでしょう。

植え付けたら、苗を鉢高と同じ高さで切り詰めます。
日当たりの良い暖かい場所で管理します。

レモンは根が良く張るため、
1~2年おきに植え替えると元気に育ちます。


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レモンは魚介類にも合いますね


仕立て方剪定から収穫まで

仕立て方剪定
樹勢が強いので、枝数を制限する間引き剪定をし、
模様木仕立てにするのが一般的です。
枝のバランスを見ながら剪定します。

側枝を2本伸ばし、新芽が吹く前に、
先端を切り詰めて伸ばします。

夏になったら針金をかけ、
枝を上向きにして紡錘形を作ります。
夏に伸びる枝(夏枝)は弱いので切り戻し、
先端を春に伸びる枝(春枝)にしておきます。

実がつくと枝が垂れ下がりやすくなるので、
支柱を立ててシュロ縄などでしばり、枝を支えます。

水やり
鉢の表面が乾いたら、水をたっぷりと与えます。
細根が張るので、乾燥と過湿に注意します。
特に夏は乾燥しやすいので、1日2~3回水やりをします。

水切れを起こすと、花が落ちてしまいます。
また、開花時には、花に水をかけないように水やりをすると、
結実がとてもよくなります。

施肥
3月と9月の年2回、親指大の固形肥料を、
鉢の縁近くに埋め込むように施します。

摘蕾摘果
春枝だけでなく、夏枝や秋枝にも花が咲くことがありますが、
良い実にならないので、早めに摘花します。

施肥
11月下旬~2月が収穫期です。
レモンは完熟させると香りが薄くなるので、
色づき始めたら収穫し、室内において追熟させます。

>>レモンの苗を各種見てみる


パッションフルーツ 挿し木

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左の〇部分などが発根しやすいです


パッションフルーツも、挿し木で株を増やすことが可能です。
挿し木の時期は、十分に気温が上がって湿度の高い6月と、
暑さが少し落ち着き始める8月中旬~9月頃です。

どちらも挿し木に適した気温になりますが、
6月の方が挿し木をした後も、高温期が続き株が大きくなります。


■パッションフルーツ 挿し木

1.挿し穂を作る
挿し木をするためには、まず挿し穂を作る必要があります。
挿し穂は、パッションフルーツのつるから取ります。

先端の方とつるの途中と、どちらでも挿し木はできますが、
葉が硬くしっかりとしているつるの途中の方が、
先端の傷みが少ないのでおすすめです。

挿し穂は、節が2つついた状態で切り取ります。
先端に1つ、次の葉がついている部分がもう1つの節となります。
2つ目の節から5cm以上、挿す部分をつけて切り取りましょう。

2つ目についている葉と巻きつるは切り取り、
先端の葉は半分くらいの大きさに切ります。
挿し穂は株の状態と違い、根がありません。

大きな葉が何枚もついていると、
水分の蒸散が激しくなり、挿し穂が枯れてしまいます。

葉は必ず先端の1枚のみ残し、
残した葉も小さくしておくことがポイントです。

挿し穂ができたら、水を入れたコップなどに挿しておきましょう。
これを水上げといいますが、切った断面から水を吸い上げることで、
挿し穂を枯れにくくすることができます。

発根するまで水を交換しながらつけておいてもいいですが、
土に挿し木をする場合は、1時間ほど水上げをしておけば十分です。

2.挿し床
挿し木を水上げしている間に、挿し床を作っておきましょう。
ミニプランターや底穴をあけた発泡スチロールなどの大きな容器、
3号サイズのプラポットや底に穴をあけた紙コップでも大丈夫です。

用意した容器に、挿し木用の水はけのよい土を入れて湿らせておきます。
大きな容器を使う場合は、一度土を湿らせた後は乾燥まで時間がかかるので、
挿し床には土を使うのがおすすめです。

反対に、ポットや紙コップなどの小さな容器で1株ずつ挿し木をする場合は、
水苔を使う方が効率的です。

水苔はしっかりと水につけて戻し、絞ってから容器に詰めます。
水苔が長すぎる場合は、
少し短く切ってから使うと、挿し穂が挿しやすくなります。

3.挿し床に挿す
挿し床の準備ができたら、水上げした挿し穂を挿します。
土や水苔は必ずあらかじめ湿らせておきましょう。

特に水苔は、完全に乾いた状態のままだと、なかなか水を吸ってくれません。
十分に湿らせた状態で挿すようにしないと、すぐに乾燥してしまいます。

挿し木をした後は、強風の当たらない明るい日陰に置いて管理します。
用土や水苔が完全に乾かないように注意し、
乾きかけていると感じたら水を与えます。

発根するまでは、時期や環境によって差があり、
早ければ1週間ほどで発根します。

4.発根したら
発根し、節から新しい葉が伸びてきたら、鉢増しをしましょう。
鉢やプランターに、市販されている草花用培養土を入れ、そこに植え付けます。

水苔に挿し木をした場合は、そのまま鉢増しをするのは難しいため、
一度水苔から抜いて裸にしたものを、新しい容器に植え付けます。

鉢増ししたすぐ後は、明るい日陰で2週間~1か月ほど養生し、
その後は日当たりの良い場所で管理します。
その後は、親株と同じように管理しましょう。

■参考
・パッションフルーツの育て方 庭植え|日照と排水を良く栽培
・パッションフルーツ 鉢植え|株の寿命は7年、更新して栽培

ポンカンの育て方 庭植え|寒さに弱いため、早生種を栽培

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ポンカンの結実!


ポンカンはウンシュウミカンより大きく、
酸味が少なく、特有の風味があります。
皮と実の間に隙間があり、むきやすいのが特徴です。

ポンカンはインド原産のため、ウンシュウミカンに比べ、
寒さにやや弱く、栽培適地は関東南部以西です。

樹勢が強く、枝をほうきのように広げてよく育ちます。
直立性ですが、成木になるとやや円筒形となります。

では、ポンカンの庭植えの育て方をご紹介しましょう。 


ポンカン 庭植え育て方

植え付け 管理時期場所

植え付け
苗木の植え付けは3月下旬~4月上旬に行い、
高さ50~60cm程度で切り返します。
植え付けたら、水をたっぷり与えます。


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ポンカン、シンボルツリーにも


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ポンカン、家庭菜園ならとってもジューシー


仕立て方剪定から収穫まで

仕立て方剪定
開心自然形が一般的です。

カンキツ類は年3回、春・夏・秋に枝が伸びます。
常緑果樹であるポンカンは、
剪定すれば葉を落とすことにもなるので、
落葉果樹に比べて剪定の程度は軽くします。

混み合う部分の枝を間引いて、
樹冠内部まで日が当たるようにする程度にします。

ポンカンは樹が直立しやすいので、
枝を開くように誘引してやると実つきがよくなります。

施肥
3月に有機質肥料を、6月と10月~11月に速効性の化成肥料を施します。


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摘果した実たち


摘果
隔年結果を防ぐために、結実したら摘果を行います。
摘果は生理落果が終わってから、7月下旬~8月中旬に行います。
葉40~50枚当たり1果になるよう、
傷んだ実や小さい実、上向きの実、
1ヶ所に固まっている実などを取り除きます。

収穫
ポンカンの収穫は、果皮が緑色からオレンジ色に色づいたら行います。

早生の「太田」「森田」などは年内に、
「今津」は1月下旬に収穫しますが、
ポンカンは寒さにやや弱いため、関東地方では早生を栽培し、
12月下旬には収穫しましょう。

>>ポンカンの苗を各種見てみる

ポンカンの育て方|寒さに弱いので鉢植え栽培に最適

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ポンカン結実


ポンカンは平均気温が20℃くらいの地域でよく育ち、
鹿児島の特産品として有名です。

収穫期が12月~3月と厳寒期にあたり、
無霜地帯でないと凍害にあうため、
九州地方以外では鉢植えが適しています。


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ポンカンの苗木


[ポンカン 鉢植え育て方]

植え付け時期場所

植え付け管理
ポンカンは、3月~4月に6~7号鉢に植え付けます。
日当たりのできるだけ良い場所で育て、
霜が降りる前には室内の明るい窓辺に取り込みます。

自家結実性があり1本でも結実するため、受粉樹は不要です。


仕立て方剪定から収穫まで

仕立て方と剪定
ほうき仕立てや模様木仕立てが一般的です。
栽培品種のポンカンは、樹勢があまり強くありません。
枝が密生してきたら枝抜きする程度で大丈夫でしょう。

水やり
水切れには注意し、表面の土が乾いたら、水をたっぷり与えます。

施肥
有機質肥料を春(3月)、夏(8月下旬)、秋(10月下旬)に施します。

収穫
しっかり色づいてから収穫したいですが、
寒い地域では早生品種を選ぶか、早めに収穫して貯蔵します。

またポンカンには腰高で大果の高しょう系と、
扁平で小果の低しょう系があります。
高しょう系は低温に弱く、低しょう系は低温に強いため、
低しょう系を選ぶこともポイントです。


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地植えにしてあげると、さらに良い実をつけてくれます


>>ポンカンの苗を各種見てみる

ナツミカンの育て方 庭植え|大きな果実をたくさん栽培できる

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ナツミカンの結実


ナツミカン(夏ミカン)は日本原産のカンキツ類で、
ナツダダイやナツカンとも呼ばれています。

樹勢が強く、毎年実をつけ、病虫害にも強く、
育てやすいカンキツ類です。

しかし耐寒性はウンシュウミカンよりやや劣るため、
庭植えは関東地方南部以西となります。

果実が多く収穫できるため、
1本あれば生で食べるほかにも、
マーマレードやお菓子に利用でき、
重宝する果樹です。


ナツミカン 庭植え育て方

栽培条件品種選び方

栽培条件
冬に-3℃以下にならない地域でないと、
育てるのが難しいでしょう。
暖かな地域ほど、味の良い果実ができます。

・品種選び
ナツミカンはもともと酸味の強い果物ですが、
現在市販されているほとんどは、
酸味があまり強くない品種「アマナツ(川野ナツダイダイ)」です。

その他にも、「新甘夏」「立花オレンジ」「紅甘夏」なども良い品種です。

ナツミカンは自家受粉するので、1本で収穫できます。
また、ハッサクなどの受粉樹としても、利用されています。


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ナツミカン、ずっしりと重い


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ナツミカンの花


植え付け時期場所

植え付け
寒さが過ぎた3月下旬~4月に植え付けます。

直径・深さ共に50cm程度の穴を掘り、
掘り上げた土の半量に堆肥や腐葉土、
鶏糞を混ぜ込み、埋め戻します。

その上に、何も混ぜてない土を埋め戻し、
深植えにならないように注意して植え付けます。

植え付け後、苗木は高さ50~60cmくらいに切り詰めます。

植え付け場所南向きで、冬の寒風が当たらない、
陽だまりのような場所を選んで植え付けます。
ナツミカンは、水はけと保水性が良く、
有機質に富んだやや酸性の土壌を好みます。


仕立て方剪定から収穫まで

仕立て方
「主幹形仕立て」か「半円形仕立て」が一般的です。

剪定
2月~3月に、冬の剪定を行います。
混み合った部分の枝を間引きますが、
新梢の先に花芽が付くので、
剪定のときに切らないように注意します。

5月上旬に、長い枝を切り詰めます。

施肥
3月上旬、6月上旬、11月の年3回、
春肥、夏肥、秋肥を施しますが、夏は春や秋の半量とします。

摘蕾摘果
7月~9月に摘果をして、
最終的に葉50~60枚に2~3果とします。
残す果実の数が多いと思われるかもしれませんが、
冬の間の低温による落果や生理落果が多いため、
それを見越して多めに果実を残します。

収穫
東京など栽培の北限に近い地域や、酸味の強い普通種では、
5月~6月に収穫します。
アマナツは、3月~4月に収穫します。

よく色づいたものから、ハサミを使って果柄を切り取ります。

>>ナツミカンの苗を見てみる

ナツミカンの育て方 鉢植え|寒い地域は鉢栽培で収穫

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ナツミカン、たわわに実る


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ナツミカン、まだ青いころ


ナツミカンは冬越しをして成熟する晩生種のため、
寒い地方で冬越しが難しいなら鉢植えで育てましょう。

ナツミカンは実が大きいですが、
鉢植え栽培でもしっかり収穫ができます。 


ナツミカン 鉢植え育て方

植え付け時期場所

植え付け管理
3月~4月に、赤玉土(小)6:腐葉土3:川砂1などの、
混合用土に植えつけます。
霜がおりる前に室内に取り込みます。
実がつくようになったら、1年おきに植え替えましょう。

ナツミカンは自家受粉するので、受粉樹は必要ありません。
筆先で受粉を促すと、実つきが良くなります。


仕立て方剪定から収穫まで

仕立て方剪定
模様木仕立てにするのがよいでしょう。
ナツミカンの苗木を7~8号鉢に斜めに植え付け、
鉢と同じ高さの内芽の上で切り返します。
鉢高の2.5~3倍になったら、芯を止めます。

剪定は2月下旬~3月中旬と、6月上旬に行います。
混み合った部分を間引き剪定する程度にとどめます。

充実した新梢の先端付近で数芽が花芽分化するため、
冬の剪定のときには、花芽を切ってしまわないように十分注意しましょう。

水やり
土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりをします。

施肥
3月と12月に、親指大の固形肥料を3~4個、
鉢縁近くに埋め込んであげます。

摘蕾摘果
1株あたり3~4果を目安に、摘果します。

>>ナツミカンの苗を見てみる

ハッサクの育て方 庭植え|アマナツと栽培しておいしい実を

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ハッサクの豊かな実り


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ハッサクの花


ハッサク(八朔)は、江戸時代末期に広島県で発見されました。
果汁は少ないのですが、甘みの強いカンキツ類です。
歯ざわりの良い肉質がたいへん人気です。


ハッサク 庭植え育て方

栽培条件品種選び方

栽培条件
ハッサクは樹勢が旺盛で成育が早く、大木になりやすいのが特徴で、
カンキツ類の中では、栽培に広いスペースが必要となります。

耐寒性はウンシュウミカンよりも劣りますが、
厳寒期前に果実を収穫すれば、

ナツミカンよりやや気温の低い場所でも栽培できます。
栽培適地は、関東地方南部以西の太平洋岸の暖地です。 

・品種選び
果実が淡橙色となる「濃間紅八朔」や、
早くから甘味が出る「スイートスプリング」などの品種があります。


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「スイートスプリング」は、スイートスプリングは、温州みかんの上田温州とハッサクの交雑種です、
酸味、苦みが少なく上品な甘さがにんきです


ハッサクは自家受粉しますが、
1本だけで栽培すると種子のない小さな果実になります。
アマナツと混植すると、種子の多い大きな果実が実ります。


植え付け時期場所

植え付け
3月下旬、寒さが去ってから植え付けます。
ハッサクは萎縮病にかかりやすいので、
苗木を購入するときには、
萎縮病にかかっていないかどうかをよく確認してください。

直径・深さ共に50cmほどの穴を掘り、
掘り上げた土の半量に堆肥や腐葉土、鶏糞を混ぜ込み、埋め戻します。

その上に、何も混ぜていない土を埋め戻し、
苗木を深植えになり過ぎないように注意して植え付けます。
植え付けたら、苗木は高さ50~60cmくらいに切り詰めます。

植え付け場所
日当たりが良く、冬の冷たい風を避けられる南向きの場所が最適です。


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ハッサクのまだ青い実


仕立て方剪定から収穫まで

仕立て方
「主幹形仕立て」か「半円形仕立て」が一般的です。

剪定
ハッサクの剪定は、厳寒期を過ぎた2月~3月に行います。
強い剪定は避け、間引き剪定を主体に行います。

施肥
3月上旬、6月上旬、11月の年3回、配合肥料を施します。

受粉
5月の開花時に、ナツミカンの花粉で人工授粉すると、大きな実が実ります。


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摘花するのはもったいないですね


摘蕾摘果
7月~8月、発育の悪いものや、
1ヶ所に多く実りすぎたものなどを中心に摘果します。
60~80葉に1果を目安とします。

収穫
ハッサクは、12月中旬以降に収穫できます。
2月中旬~3月まで樹にならせておくと糖度が増しますが、
氷点下に下がるような寒い地域では、12月に収穫して貯蔵します。

早く収穫した実は、5℃程度の場所に1~2ヶ月貯蔵すると、
たいへんおいしく食べられます。

鉢植え
ハッサクの鉢植えは、3月~4月に、
水はけと保水性の良い用土を用いて植え付けます。
植え付けたら、苗は鉢高と同じ高さで切り詰めます。

3月と12月に、親指大の固形肥料を3~4個、
鉢縁近くに埋め込みます。
結実するようになったら、1年おきに植え替えます。

剪定は2月~3月に間引き剪定を中心に行い、
樹高が鉢の高さの2.5~3倍くらいになったら芯を止めます。

>>ハッサクの苗を見てみる

イヨカン(伊予柑)の育て方 庭植え|強剪定を控えて栽培

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イヨカンの結実


イヨカン(伊予柑)は、タンゴール類の果実です。
タンゴール類は、ミカン類とオレンジ類を交雑したもので、
イヨカンのほかにはキヨミなどがあります。

イヨカンはウンシュウミカンよりも樹勢がやや弱く、
耐寒性も劣りますが、実つきが良く、
1本でもよく結実して、たくさん収穫できます。


イヨカン 庭植え育て方


栽培条件品種選び方

栽培条件
イヨカンは、ウンシュウミカンより、
やや温暖な気候を好みます。
関東地方南部以西で栽培が可能です。

・品種選び
イヨカンの品種には、「普通イヨカン」、
その枝変わりとして発生した「宮内イヨカン」、
さらにその枝変わりとして発生した「大谷イヨカン」などがあります。

「宮内イヨカン」は実つきが良く、
種子も少なく、香りがよいです。
熟す時期は、「普通イヨカン」よりもやや早めです。

「大谷イヨカン」は果皮が滑らかな赤褐色をした美しい果実をつけますが、
味も香りも「宮内イヨカン」には劣ります。


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イヨカンの花


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イヨカンのケーキ

植え付け時期場所

植え付け
イヨカンの植え付けは、3月~4月上旬が適期です。

直径・深さ共に50cm程度の穴を掘り、
半量の土に堆肥や腐葉土、鶏糞を混ぜ、埋め戻します。
その上に、何も混ぜていない土を埋め戻します。

深植えになり過ぎないように注意して、植え付けます。
植え付けたら、50~60cmの高さで切り戻します。

植え付け場所
日当たりが良く、風通しのよい場所を選んで植え付けます。
土質は、水はけが良いことが必須です。


仕立て方剪定から収穫まで

仕立て方
開心自然形が一般的です。
主幹は短く切り詰め、主枝を2~4本、斜めに立てます。

樹形ができるまでは、実つきを抑えます。

剪定
イヨカンを含め、カンキツ類ではあまり強い剪定を行わず、
果実の生育に十分な量の葉を残すことが大切です。

12月~2月には、どの枝に果実をならせるかを考えながら、
不要な枝や混み合って日陰を作る枝、風通しを悪くしている枝、
弱い枝などを間引きしていきます。

8月には、混み合った部分の枝を適度に間引きます。

施肥
イヨカンはウンシュウミカンより肥料を好みますが、
根が肥料やけしやすいので、
3月上旬、6月上旬、11月の年3回に分けて、配合肥料を与えます。

摘蕾摘果
隔年結果を防ぐために、結実したら摘果を行います。
摘果は生理落果後の7月~8月に行い、
葉70~80枚当たり1果になるよう、
上向きの実や外傷果、小玉果などを取り除きます。

袋かけ
風害や鳥害を避けるため、袋かけをするとよいでしょう。


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収穫
寒さに当たって凍害が発生すると実がスカスカになってしまうので、
12月には収穫します。
そのまま貯蔵すると、3月頃に食べごろになります。

冬も暖かい地方では、袋かけをしたまま冬を越し、
3月まで枝にならせておくと、完熟しておいしい果実が収穫できます。

イヨカンなど、収穫時期が遅いミカン類は、
樹上で成熟を待っていると、
色づいた皮が再び緑色になることがあります。
これを「回青現象」といいます。

回青現象が起こったら、色つきの袋をかけると、
光線を避けて保温され、青くなった実が再び色づきます。

>>イヨカンの苗を各種見てみる


イヨカン(伊予柑)の育て方 鉢植え|寒地でも栽培できる

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イヨカン、いよいよ収穫


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イヨカンの苗


イヨカン(伊予柑)は、カンキツ類の中でも、
比較的育てやすいとされています。

山口県で発見された果樹ですが、
伊予の国(愛媛県)で多く栽培されています。

イヨカンなどのタンゴール類は、
ミカン類とオレンジ類を交雑したものです。

オレンジ類のさわやかな香りと、
ミカン類の食べやすさの両方の性質を兼ね備えています。


イヨカン 鉢植え育て方

植え付け時期場所

品種苗選び
イヨカンを含むカンキツ類の苗木は、
ほとんどがカラタチ台木の接木苗です。
つぎ口の滑らかな苗を選びます。

収穫が3月下旬になる晩生の津之香なども、
庭植えでは栽培が難しいですが、
鉢植えなら育てやすいでしょう。

植え付け管理
3月に、水はけの良い用土で植え付けます。
赤玉土(小)5:腐葉土2:川砂1の割合で、
混合した用土がよいでしょう。


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花もきれいです


仕立て方剪定から収穫まで

仕立て方剪定
イヨカンの鉢植えでは、模様木仕立てが一般的です。
3月頃、角度を付けて植え付け、
50~60cmの高さの内芽の上で切り返し、
主幹と側枝を伸ばします。

剪定は2月下旬~3月上旬に行います。
主幹と側枝2本は、枝先を1/3程度切り詰めて伸ばします。

夏に主幹から側枝にかけて針金をまきつけ、
枝を水平に下げるようにして樹形をつくっていきます。

樹高が鉢高の2.5~3倍になったら芯を止めます。


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母がむいてくれたイヨカンがおいしかったです


施肥
植えつけて1ヵ月後に玉肥を3コ、埋め込みます。
翌年の1月~2月と8月~9月に3個ほど、追肥します。

収穫できるようになってからは、毎年1月~2月に5~6個、
8月と10月下旬に2~3個ずつ玉肥を埋め込んであげましょう。

摘蕾摘果
摘果をして、収穫は1株あたり2~3果を目安にします。

>>イヨカンの苗を各種見てみる

キシュウミカンの育て方 庭植え|剪定に強弱をつけて栽培

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キシュウミカンの結実
写真と商品提供 C)土っ子倶楽部

キシュウ(紀州)ミカンは、
ウンシュウミカンより少し小ぶりで種があり、
酸味が少なくて甘くさわやかな香りが特徴です。
また、乾燥した皮は「陳皮(ちんぴ)」といい、
七味唐辛子の材料になります。

丈夫で育てやすく、鉢植えにも適しています。

品種には、やや大玉の「平紀州」、
種のない「無核紀州」などがあります。


[キシュウミカン 庭植え育て方]

植え付け時期場所

植え付け管理
栽培のポイントは、ウンシュウミカンとほとんど一緒です。

日当たりさえ良ければ、特に土質を選ばず、よく育ちます。

直径・深さ共に50cmほどの穴を掘り、
掘り上げた土の半量に化成肥料や鶏糞を混ぜて埋め戻し、
その上に残りの土を埋め戻します。

キシュウミカンの苗は、根鉢を1/3ほど崩し、
長い根は整理して、水に漬けてから植えつけます。
深植えにならないように植え付け、たっぷりと水を与えます。

キシュウミカンは、自分の花粉で受粉するので、
受粉樹も、人工授粉も不要です。


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キシュウミカン、鉢でも栽培


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キシュウミカンの苗


仕立て方剪定から収穫まで

仕立て方剪定
開心自然仕立てにするのが一般的です。

3月下旬~4月上旬に剪定をしますが、
実が多くなった年は軽めの剪定とし、
実がならなかった年は強めの剪定をします。


施肥
肥料は、春枝が伸びだす前の3月、結実後の6月、
収穫直前の11月の3回、施します。

成木では樹の下前面に施して土に鋤き込みますが、
幼木の場合は、樹を中心に半径50cmほどの、
輪状に施して鋤き込みます。

て摘蕾と摘果
植え付け2年目から花が咲きますが、
株の生長を促すため、すべて摘蕾します。

3年目は、結実した実を、
1樹につき数個の果実を残して、すべて摘果します。

成木になってからは、生理落果が終わったら、
葉30枚に1果程度となるように摘果します。

傷がついていたり、形が悪かったり、
病気や害虫の被害にあった果実を取り除きます。
また、枝から上向きになっている果実を中心に、摘果します。

>>ミカンの苗を各種見てみる

ウンシュウミカンの育て方 庭植え|品種選び、剪定で毎年収穫

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ウンシュウミカン、色づく


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ウンシュウミカン、まだ青い実


ウンシュウ(温州)ミカンは、日本を代表するカンキツ類で、
温暖な日本の気候に適した果樹で多く栽培されています。

カンキツ類の中でも比較的寒さに強いほうなので、
関東地方より北であっても、
太平洋岸の温暖な地域では栽培することができます。
とはいえ、栽培適地は、房総半島以西の太平洋岸の暖地です。

ウンシュウミカンは樹高約3mの常緑樹なので、
庭の境界などに目隠し(スクリーン)として利用してもよいでしょう。


[ウンシュウミカン 庭植え育て方]

栽培条件品種選び方

栽培条件
ウンシュウミカンは他のカンキツ類に比べて耐寒性があり、
丈夫で育てやすく、日当たりがよくて水はけのよい土壌であれば、
特に土質も選びません。

・品種選び
ウンシュウミカンは早生種と普通種に大きく分けられますが、
最近では9月に収穫できる極早生種もあります。

早生種は寒さが厳しくなる前に収穫できるため、
比較的冷涼な地域でも栽培ができます。
「宮川早生」や「興津早生」などが代表的な品種です。

普通種は、早生種に比べると風味も味も良い品種が多いですが、
収穫が12月になる品種は寒さで収穫後の樹勢の回復が不十分になり、
1年おきに実つきが悪くなる隔年結果になりやすいです。
「大津4号」や「青島ウンシュウ」などが代表的な品種です。

家庭栽培には、比較的栽培が簡単な早生種の方が、お勧めです。

ウンシュウミカンは単為結果性が高く、
受粉しなくても結実するため、
受粉樹は不要で、1本だけで収穫できます。

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ウンシュウミカンの花


植え付け時期場所

植え付け
ウンシュウミカンの植え付けは、3月下旬~4月上旬に行います。

直径・深さ共に50cm程度の穴を掘り、掘り出した土の半量に、
同量の堆肥と鶏糞、ヨウリンなどを混ぜて埋め戻した後、
残りの土も埋め戻します。

苗の根鉢の1/3程度を崩し、長い根は切り詰めて整理します。
根を水に漬けて、十分に水を含ませておきます。
根を広げるようにして、深植えにならないように,
接ぎ木部分が地面からわずかに出るように植え付けます。
植えつけたら、周囲を軽く踏み固めます。

支柱を立てて苗を固定し、高さ50~60cmで剪定します。

残った土で土手を盛って水鉢を作り、
たっぷりと水を回し入れた後、
寒さや乾燥から根を守るために、
株元をワラや腐葉土などで覆います。

植え付け場所
庭の南側や西側の、日当たりがよく、
冬に寒風が当たらない場所に植え付けます。
水はけが良く、ある程度耕土が深い土壌を好みます。
粘質な土は避けましょう。


仕立て方剪定から収穫まで

仕立て方
主枝を3本にした、「開心自然形仕立て」が一般的です。

剪定
ウンシュウミカンは、植え付け後2年目の3月に最初の剪定を行います。

カンキツ類は、春・夏・秋の年3回、枝が伸びます。
ウンシュウミカンのような常緑果樹は、
剪定すれば葉を落とすことにもなるので、
落葉果樹に比べて、剪定は軽めにします。
混み合った部分の枝を間引いて、
樹の内部まで日が当たるようにする程度でよいでしょう。

1年おきに実つきが悪くなる隔年結果を防ぐため、
前年がたくさん実のついた「表年」だった場合には、
間引き主体の軽めの剪定(もしくは無剪定)にして花芽を確保します。

前年があまり実のつかなかった「裏年」だった場合には、
翌年に実をつける枝を発生させるために、
前年に伸びた夏枝や秋枝を切り返します。

施肥
3月に有機質肥料、6月と10月~11月に速効性の化成肥料を施します。

摘蕾摘果
1年おきに実つきが悪くなる隔年結果を防ぐため、摘果を行います。
生理落果が終わる7月下旬~8月中旬に行い、
葉25~30枚当たり1果になるよう、傷んだ実や小さい実、
上向きの実、1ヶ所に固まっている実などを取り除きます。

収穫
収穫は、果皮が緑色からオレンジ色に色づいたら行います。
ただし、早生種のなかには、
果皮に青みがあっても熟している品種もあるので、
カタログ等でよく確認をしておいてください。
収穫するときは、霜が当たる樹の上部や外側の果実から先に、
収穫していくようにしましょう。

ウンシュウミカンの花芽分化の時期は1~3月で、
遅くまで果実をつけておくと養分がとられて、
花芽のつきが悪くなります。

収穫期が12月になる普通種の場合でも、
遅くてもお正月までには収穫を終えるようにしましょう。

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ウンシュウミカンの育て方| 鉢植えならではの普通種を栽培

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ウンシュウミカンの実り


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ウンシュウミカン、青い実も美しい


ウンシュウ(温州)ミカンは、
カンキツ類の中でも寒さに強いほうですが、
栽培適地は関東以西となります。

1年おきに実つきが悪くなる隔年結果を防ぐため、
庭植えの場合、風味・味共に普通種より劣る、
早生種を栽培するのが一般的です。

一方、鉢植えなら寒冷地でも普通種の栽培が可能です。


[ウンシュウミカン 鉢植え育て方]

植え付け時期場所

植え付けと管理
ウンシュウミカンの植え付けは、3月下旬~4月に行います。

ごろ土の上に、水はけの良い用土を1/3ほど入れ、
細根を広げるように置き、土をかぶせて植え付けます。
鉢と同じ高さの内芽の上で切り返します。

ウンシュウミカンの苗にたっぷりと水を与え、
しっかり根付くまでは乾燥しないように日陰で管理し、 

根付いたら、風通しと日当たりの良い場所に移動して育てます。

冬は、霜と寒風を避けて、日当たりの良い軒下に移します。
-5℃以下になる場合は、日当たりの良い室内の窓辺に取り込みます。

収穫できるようになったら、1年おきに、
3月下旬~4月頃、植え替えを行います。


仕立て方剪定から収穫まで

仕立て方剪定
模様木仕立てが一般的です。
樹高が鉢の高さの3倍程度になったら芯を止め、
側枝を大きく出させるようにします。

鉢植えでは春枝がほとんどで、
夏や秋には枝が伸びないのが普通です。

水やり
ウンシュウミカンの根は浅く張るので、
表面の土が乾いたら、すぐに水やりをします。
水切れをしても、すぐには葉がしおれてこないので、
水切れには注意が必要です。

施肥
植え付け1ヵ月後に玉肥3個を埋め込み、
翌年1月~2月と春に4個、8月~9月に3個ほど追肥します。

収穫できるようになってからは、
1月~2月に5~6個、8月と10月下旬に2~3個ずつ、
玉肥を埋め込みましょう。

摘蕾摘果
葉がない部分に蕾がつくことがあるので、
摘蕾をして、花数を減らしておきます。

鉢植えの収穫は、8~10果を目安にしましょう。 


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取れたての果実でゼリー

楽天市場でミカンの苗を各種見てみる↓
https://search.rakuten.co.jp/search/mall/%E3%83%9F%E3%82%AB%E3%83%B3%E8%8B%97/

福原オレンジの育て方 庭植え|大きな果実に栽培するコツは?

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福原オレンジ、食べるとやみつきに


福原オレンジ(フクハラオレンジ)は明治期に千葉県で発見された、
ジョッパオレンジの変種で、たいへん人気があります。

園主の名にちなんで福原オレンジと命名されました。
果皮はやや厚く、果汁が豊富で、
甘味と酸味が多く、特有の芳香があります。

オレンジ類にはこの福原オレンジ以外にも、
ネーブルやバレンシアなどがありますが、
一般的にオレンジ類はウンシュウミカンなどと、
比べると寒さに弱い品種です。

しかし福原オレンジは、
オレンジ類の中で寒さに一番強い品種なので、
オレンジ類の中では育てやすいでしょう。

福原オレンジは自分の花粉で受粉し、
1本でも結実するため、受粉樹は不要です。

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福原オレンジの苗
>>福原オレンジの苗を見てみる


福原オレンジ 庭植え育て方

植え付け時期場所

栽培条件
収穫時期が3月下旬~4月上旬になり、
果実をつけて越冬するため、冬の低温で落果したり、
寒害を受けやすく、気温が低くなる地域での栽培は困難です。

福原オレンジはオレンジ類の中では寒さに強いとはいえ、
耐寒性はウンシュウミカンより劣るため、
南関東以西の暖かい地域以外では庭植えは難しいでしょう。

植え付け管理
福原オレンジの植え付けは、3月~4月に行います。
日当たりと水はけが良く、北風が避けられるような場所に植えます。

植え付けたら、高さ50~60cmくらいで切り返します。
栽培方法は、基本的にウンシュウミカンと同じです。


仕立て方剪定から収穫まで

仕立て方剪定
福原オレンジの仕立て方は、開心自然形が一般的です。
剪定は、3月と収穫後に行います。

福原オレンジを含むカンキツ類は、
年3回、春・夏・秋に枝が伸びます。
常緑果樹は剪定すれば葉を落とすことにもなるので、
落葉果樹に比べ、剪定の程度は軽くし、間引き剪定を主体にします。

福原オレンジは樹冠内部の短い枝によい果実がつくので、
混み合う部分の枝を間引いて、
樹冠内部まで日が当たるようにしましょう。
果実がついている場合は、収穫後に細かな枝を剪定します。

施肥
3月に有機質肥料、6月と10~11月に速効性の化成肥料を与えます。

摘蕾と摘果
隔年結果を防ぐために、結実したら摘果を行います。
摘果は生理落果後、7月下旬~8月上旬に行い、
葉50~60枚当たり1果になるよう、
上向きの実や、傷がある実、小さい実、形の悪い実などを取り除きます。

収穫
収穫は、3月下旬~4月上旬に行います。
しかし、果実は11月までに大きくなり、
それ以降は果実の肥大がほとんどないので、
大きな果実を収穫したい場合は、
10月までに大きな果実に育てておくことがポイントです。

鉢植え
寒い地方では鉢植えで育てたほうがよいでしょう。
福原オレンジの苗木は、3月~4月に7~8号鉢に植え付け、
鉢と同じ高さで切り返します。
結実するようになったら、1年おきに植え替えます。

仕立て方は、模様木仕立てが一般的です。
鉢高の2.5~3倍くらいで芯を止めましょう。

結実したら、1株あたり3~5果を目安に摘果します。

>>オレンジの苗を各種見てみる

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