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Channel: 初心者の果樹栽培|庭植え鉢植えで大収穫
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オリーブの育て方 庭植え|多品種を栽培し結実を確実に

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オリーブ、色づいていく


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オリーブの花


オリーブ(Olive)は木肌が白くきれいで、
銀を帯びたような緑色の葉も美しく、
果樹としてだけでなく観葉植物としても人気があります。

生育適温は15~20℃です。
カンキツ類の栽培適地とほぼ重なりますが、
ウンシュウミカンよりはやや耐寒性があるため、
関東以南であれば庭植えができます。

逆にオリーブは、1月の平均気温が、
10℃以下になる地域でないと花芽分化せず、収穫もできないので、
果樹として栽培する場合には栽培の南限があります。


オリーブ 庭植え育て方

栽培条件品種選び方

・栽培条件
オリーブの耐寒性は強く、最低温度-9℃に耐えますが、
日当たりを好み、日照時間が長いほどよく育つため、
関東以南が栽培適地です。
乾燥にも比較的強いです。

粘土質で排水が極端に悪い土壌や、
砂質で保水・保肥が非常に悪い土壌をのぞけば、
土質もあまり選ばず栽培しやすいです。

・品種選び
オリーブの果実にはオイル向き、
ピクルス向きの品種があるので、
目的に応じた品種を選ぶとよいでしょう。

ほとんどの品種で自家受粉しないので、
結実させるには多品種の混植が必要です。

家庭栽培には、下記の3品種がお勧めです。

ミッション...育てやすく、オイルにも加工用にも向きます。
マンザニロ...加工用の品種です。
ネバディロ・ブランコ...オイル用です。受粉樹としてよく利用されます。


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オリーブ、完熟


植え付け時期場所

・植え付け
3月~4月上旬に植えつけます。
石灰を好むので、植え付けの2週間以上前に、
植え付け場所に苦土石灰を適量、よくすき込んでおきます。

苗木は浅植えにし、60~70cmの高さで切り戻します。
たっぷりと水を与えてから、マルチングをするとよいでしょう。

浅根性のため、幼木期には支柱を立ててしっかりと固定しておきます。

・植え付け場所
日当たりがよく、水はけ、通気性のよい土に植え付けます。


仕立て方剪定から収穫まで

・仕立て方
株元に近い部分から主枝を2~3本出した低い「杯状仕立て」にします。
枝が交互に伸びるように間引き、残った枝の先は切り詰めます。

・剪定
12月~1月に剪定を行います。
新梢は先を2~3芽切り詰めます。
オリーブは芽吹きがよいため、
剪定を強く行っても、太枝から芽がよく出ます。

小枝や徒長枝が多く発生しますが、
これらは間引いて、日当たりと風通しを良くします。

風に弱いため、早めに芯止めをして、
樹高を2m程度以下に抑えます。

・施肥
毎年2月に、窒素、リン酸、カリを、
同じ割合ずつ含んだ有機質肥料を、
1株あたり200~300gほど、
株から50cmほど離れたところに溝を掘り、施します。

オリーブは石灰を好むので、
樹の勢いがいまひとつというときには、
苦土石灰を少し施すと良いでしょう。

摘蕾摘果
オリーブは、前の年に実のつかなかった芽が、
春までに花芽分化して、開花、結実します。

あまり摘果は必要ないのですが、実がつきすぎると小果になるので、
1果あたり10葉以上になるように、適宜摘果します。

・収穫
果実は完熟すると黒紫色になりますが、
塩蔵する場合はまだ完熟前の緑のうちに収穫します。

>>オリーブの苗を見てみる


オリーブの育て方 鉢植え|収穫量を増やす剪定・栽培方法で

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オリーブ、木肌も葉も実も美しい
Photo by (c)Tomo.Yun


オリーブの葉の表面は深みのある緑色で、
「オリーブグリーン」とも呼ばれます。

葉の裏面は、細かな毛を密生させたシルバーグレーをしています。

美しい色をした長楕円形の上品な葉を持つオリーブは、
観葉植物としても、たいへん人気があります。


[オリーブ 鉢植え育て方]

植え付け時期場所

植え付け管理
3月~4月中旬に、7~8号鉢に植えつけます。
用土は、赤玉土(小)6:腐葉土3:川砂1を混合したもの、
または市販の培養土が良いでしょう。

根鉢を1/3ほどくずして植え付け、
支柱を立てて支え、水をたっぷり与えます。

2年に1回、植え替えます。

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オリーブ、豊作


仕立て方剪定から収穫まで

・仕立て方
間引き剪定で、枝が混み合わないような自然形にします。

・剪定
剪定は3月に行います。
新梢を切り戻して短枝をふやす剪定で、枝数を増やします。
混み合った枝や徒長枝は、間引きましょう。

・水やり
オリーブは水切れに強い反面、過湿には弱いので、
鉢土が乾いてからたっぷりと水を与えるようにして、
乾燥気味に栽培管理します。

・施肥
4月に固形の有機質肥料の大粒を4~5個施し、
6月と収穫後に2個ずつ施します。

・収穫
収穫時期は10~11月です。
熟するにつれ、緑~黒紫色になりますが、好みの色で収穫します。
オリーブはそのままでは食べられなく、加工して食します。


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オリーブをつまみに


◇グリーン・オリーブ

青い実を収穫し、あく抜きをします。
沸騰したお湯に炭酸と共に入れて火をとめ、
半日間そのままにしておきます。

このとき、空気に触れないように気をつけてください。
空気に触れると、実が黒くなってしまいます。
その後、水が透明になるまで流水で洗います。

このときも、空気に触れないように注意してください。
水が透明になったら、5%の食塩水に2~3日つけたあと、
10%の食塩水に10日以上漬けます。

食べるときは、塩抜きをするとおいしくなります。


◇ブラック・オリーブ
実がほんの少し色付いた頃に収穫します。
アク抜きの手順はグリーン・オリーブと同じですが、
空気に触れてもかまいません。
同じように食塩水に漬けて保存します。

・病虫害
たんそ病と、オリーブアナアキゾウムシが発生しやすいので、
見つけ次第駆除します。

>>楽天市場でオリーブの苗を見てみる

ナツメの育て方 庭植え|剪定で徒長枝を間引いて高収穫

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ナツメ、葉と実の緑が美しい


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ナツメ、熟してくる赤もきれい


ナツメは紅色の果実が美しいうえ、暑さにも寒さにも強く、
土質も選ばず丈夫で管理に手がかからないため、
家庭栽培や庭植えにたいへん適しています。

似た名前の果樹に「ナツメヤシ」がありますが、
ナツメとは遠縁の別種です。
果実の形が似ていることから、
「ナツメヤシ」と名づけられたとされています。
果樹園芸の本によっては、
ナツメの果実を「デーツ」としているものもありますが、
「デーツ」は「ナツメヤシ」の果実をさします。


[ナツメ 庭植え育て方]

栽培条件品種選び方

・栽培条件
寒さに強いため、日本全国で栽培できます。
暑さや乾燥にも強いですが、
どちらかといえば夏に涼しい気候を好みます。

日当たりと水はけのよい場所であれば、
土質を選ばずに良く育ちます。

・品種選び
中国産の「大実ナツメ」が一般的です。
自分の花粉で受粉するので、1本植えれば収穫できます。
植え付けから3年目が収穫の目安です。


植え付け時期場所

・植え付け
苗木の出回る12月~3月に植えつけます。
苗の高さが30~40cmであれば、
剪定の必要はありません。
それより長い苗の場合は、
植え付けたら40cm程度の高さで切り詰めます。

・植え付け場所
日当たりがよく、水はけのよい場所に植えつけます。
冬は、マルチングをして霜よけをすると、安心です。


仕立て方剪定から収穫まで

・仕立て方
ナツメは枝が立ち上がるので、
側枝を出して主幹仕立てにするのが一般的です。
もともとは高木性ですが、3本ほど主枝を伸ばし、
水平近くに誘引して樹高を2m前後に保つと管理しやすいです。

・剪定
ナツメの剪定は3月に行います。
主枝は先端を1/3ほど切り詰めます。
副枝の先端や、副枝から発生する枝は、
冬になると枯れるので、基から切ります。

根元から伸びる枝(ひこばえ)も、基から切ります。
結果母枝は、5~6節で剪定します。

枝がよく伸びるので、混み合った部分は、
不要な枝や徒長枝などを間引いて、
樹の内部にもよく日が当たるようにします。

ナツメの実は、充実した新梢で開花、結実します。
新梢を残し、古枝を間引くように剪定しましょう。

・施肥
極端にやせた土地以外は、施肥の必要はありません。

摘蕾摘果
ナツメは自分の花粉で受粉し、よく結実するため、
摘果をしないと樹が弱って翌年の実つきが悪くなります。

6月~7月頃、日当たりがよくなるように多すぎる新梢を間引きます。
それと同時に、残した新梢1枝につき3~4日になるように摘果もします。

・収穫
熟すにつれ、果実の表面が緑色⇒暗い赤色⇒茶褐色と変化します。
茶褐色になってやわらかくなった果実から順に収穫します。

>>ナツメの苗を見てみる

ナツメの育て方 鉢植え|早期摘果で大きな果実を栽培

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ナツメの若い実


ナツメの実は、だんだんと紅色になり美しく、リンゴに似た風味です。
生で食べるほかに、ジャムやドライフルーツに利用されます。
また、強壮作用・鎮静作用があるとして、
漢方薬や薬膳料理にも使われます。

一才ナツメを栽培すれば、翌年から収穫を楽しめます。


[ナツメ 鉢植え育て方]

植え付け時期場所

植え付け管理
3月に、排水性のよい用土に植え付けます。
腐葉土2、川砂2、赤玉土3、庭土3などの割合で混合した用土がよいでしょう。
5~6号鉢に植え付け、支柱を立てて支えます。

植え替えは、毎年行います。
植え替えるときに、枯れ枝はすべて切り取ります。

冬は室内に取り込んだほうがよいでしょう。


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ナツメ、大粒の品種も


仕立て方剪定から収穫まで

・仕立て方
主幹形仕立てが一般的です。

・剪定
ナツメの剪定は、3月に行います。
新葉が4~5枚出ていますが、
1ヶ所から出る枝が1~2本になるように、
弱い枝は切り取っていきます。

・水やり
乾燥気味に管理します。

・施肥
株が弱っていなければ、特に肥料を与える必要はありません。
元気がない場合にのみ、玉肥を鉢の縁に埋め込んであげます。

摘蕾摘果
実がつきすぎると、一つ一つの実が充実しないため、
1本の新梢につき3~4果くらいを目安に、
1鉢30~40果になるように、早めに摘果します。

>>楽天市場でナツメの苗を見てみる

ギンナンの育て方 庭植え|接木苗と誘引で結実を早める

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ギンナンがたわわに実る


イチョウの種子がギンナン(銀杏)です。
イチョウは雌雄異株で、雄木と雌木があり、
雌木しか結実しないため、受粉するためには雄木が必要です。

雄木の花粉は風で1km四方に飛散するといわれていますので、
その範囲内に雄木があれば、わざわざ雄木を植える必要はありません。
イチョウは街路樹や寺社の境内、公園などに、
植えられていることが多いので、たいていの場合大丈夫です。

我が家の近くにも、川の土手に1本だけイチョウが生えていますが、
毎年、たくさんの実をつけてくれます。
我が家の近くではこの1本しかイチョウは見かけないのですが、
きっとどこかに植えられているのでしょうね。

どうしても雄木がない場合は、
雌木に雄木の枝を高継ぎするという方法もあります。


[ギンナン 庭植え育て方]

栽培条件品種選び方

栽培条件
ギンナンは耐寒性も耐暑性もあり、日本全国で栽培できます。
しかし、台風の被害を受けやすい地域や、
開花期に晩霜の被害を受けやすい地域では、実つきが悪くなります。

品種選び
ギンナンは、結実するまでに時間のかかる果樹です。
実生のものでは30年もかかるといわれています。

一般に売られている苗は、雌木を接木した苗で、
結実はかなり早まりますが、それでも5~6年はかかります。
「金兵衛」「久寿」といった品種は、結実し始めるのが比較的早い品種です。


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イチョウの紅葉もきれい


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ギンナンの炊き込みごはん


植え付け時期場所

植え付け
苗木の植え付けは、12月~3月に行います。
実生の苗木と接木苗がありますが、
実生の苗木では結実するまで長くかかるので、
必ず雌木の接木苗を購入しましょう。

植え付け場所には、あらかじめ、
堆肥、鶏糞、化成肥料をすきこんでおきます。

植え付け場所
ギンナンは巨木となるので、10m四方のスペースを確保します。


仕立て方剪定から収穫まで

仕立て方
幼木~若木の頃は「主幹形」にして、
樹高が高くなるにしたがって、
「変則主幹形」か「開心自然形」に仕立てます。

幼木のうちに枝を誘引して引き下げてやると、
早く結実するようになります。

変則主幹形仕立てでは、主幹を2~3mの高さで切り、
低い樹高で日当たりの良い形にします。

開心自然形仕立てでは、主幹を短くし、
主枝を2~4本、斜めに育てます。

剪定
剪定は1月~2月に行います。
ギンナンの剪定は、混み合う部分の枝を間引いて、
日当たりを良くする程度で、
他の果樹のような細かな剪定は特に必要ありません。

施肥
植えつけ間もない頃は特に生長が鈍いので、
十分に施肥を行います。

11月~12月に堆肥、鶏糞、化成肥料を、
結実するようになったら5月~6月に速効性の化成肥料を与えます。

収穫
果実は成熟すると落果するので、落果したものを収穫します。
木をゆすって落果させてもよいでしょう。

ギンナンの実は臭い果肉に包まれています。
果肉は皮膚につくとかぶれることがあるので、
ゴム手袋などを付けて果肉を洗い落としましょう。

靴で実を踏みつけて種だけを取り出すと、かなり臭います。
周囲に人家があるところでは行わないほうが賢明です。
果実ごと収穫しましょう。

果肉をむくのに、水につけておいて、
腐らせるという方法もありますが、
きれいにむける反面、非常に強い悪臭を振りまきます。

ビニール袋などに入れたまま、
果肉をもんで実だけをざるなどにとり、
洗うと臭いが少なく作業できます。

>>ギンナンの苗を見てみる

グミの育て方 庭植え|ジベレリン処理で結実アップ!

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グミの結実


近所の庭に栽培されているグミの実をつまみ食いした思い出は、
多くのかたが持っているのではないでしょうか?

グミは日本の山野にも自生しているため、
日本の風土に適していて、丈夫で育てやすく、
手がかからないので家庭栽培に適した果樹です。

また、グミの実は皮が薄く、変質しやすいので、
市販されることはほとんどありません。
家庭栽培でしか味わえない果実といえます。


[グミ 庭植え育て方]

栽培条件品種選び方

・栽培条件
グミは乾燥や雨・風に強く、丈夫で育てやすい果樹で、
栽培にもあまり手がかかりません。
日当たりと排水さえよければ、
荒地や砂地などのやせ地でも栽培できます。

・品種選び
グミには、落葉性と常緑性のものがあります。
常緑性のグミは、秋に開花して冬を越し、春に実が熟します。
落葉性のグミは、春に開花して初夏に実が熟します。

園芸種として販売されているグミは、
耐寒性のある落葉性の種類が多いです。
園芸種のグミを購入すれば、北海道でも栽培は可能です。

家庭栽培には、実が大きく、
甘味も強いビックリグミ(ダイオウグミ)が一般的です。


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グミの仲間、サンシュユ


植え付け時期場所

・植え付け
落葉性のグミの植え付けは、
11月~12月上旬、または3月に行います。
常緑性のグミの植え付けは、春に行います。

直径50cm、深さ50cmほどの穴を掘り、
半量の土に堆肥または腐葉土を混ぜて埋め戻します。
その上に、何も混ぜていない土を埋め戻してから植え付けます。

根をよく広げて植え、水をたっぷり与えます。
支柱を立てて支え、50~60cmの高さで剪定します。

植え付け場所
グミは育てやすく、日当たりと水はけさえよければ、
土質はほとんど問いません。

ビックリグミを植える場合は、高さ3mほどになるので、
3m四方ほどのスペースが必要になります。


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グミの花


仕立て方剪定から収穫まで

・仕立て方
主幹形仕立てが一般的です。

常緑性のグミの場合は関東以西の暖地で、
低木を平面的に仕立て、生垣としても利用されています。

・剪定
グミの剪定は1月~3月に行います。

主枝は2~3本程度にし、風通しと日当たりをよくするために、
徒長枝や混み合った枝を整理します。
新梢の先は1/3ほど切り詰め、下のほうの幹から出た枝は元から切ります。

・施肥
グミは非常に丈夫で、やせ地でもよく生長するため、
特に施肥の必要はありません。

・ジベレリン処理
グミには自家受粉しにくい品種があります。
花はたくさん咲くのに実があまりつかない場合は、
自家受粉しにくい品種と思われます。

グミの満開の時とその2週間後の合わせて2回、
1万倍に薄めたジベレリン液を霧吹きなどで散布すると、
よく実をつけます。

■参考
・グミの育て方 庭植え|ジベレリン処理で結実アップ!
・グミの育て方 鉢植え|美味で鑑賞用にも栽培♪
・グミ 剪定のコツ
・グミの実がつかないときは?
・ビックリグミ 実がつかない
・グミの木販売
・グミの木 種類
>>グミの苗を見てみる

グミの育て方 鉢植え|美味で鑑賞用にも栽培♪

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グミの美しい実


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グミの花


宝石のような赤い実が美しいグミは、
丈夫で育てやすく、観賞用の鉢植えとして人気です。

ただし、最も一般的に栽培されている、
「ビックリグミ(ダイオウグミ)」は、
自分の花粉で実をつけることが難しいので、
ジベレリン処理をしてあげましょう。

1万倍に薄めたジベレリン溶液を、
満開時と2週間後に霧吹きで散布します。

グミの実は、野趣が味わえる生食のほか、
果実酒などにしてもおいしいです。


[グミ 鉢植え育て方]

植え付け時期場所

植え付け管理
3月に、8~10号の素焼きの鉢に植えつけます。
鉢底網を敷き、鉢底石を入れ、赤玉土(小)6:腐葉土3:川砂1、
または市販の培養土を用いて植え付けます。
植えつけたら、鉢の高さと同じ高さで切り詰めます。

根詰まりを起こす前に植え替えます。
植え替えは落葉期に行いますが、厳寒期は除きます。


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秋グミ


仕立て方剪定から収穫まで

仕立て方剪定
グミには立ち性種とつる性種がありますが、
立ち性種は模様木風に、
つる性種はあんどん仕立てにするとよいでしょう。

模様木風仕立てでは、主幹を決め、
新梢部分を1/3ほど切り詰めて樹形を作り、
充実した短果枝を出させるようにします。
幹から出る徒長枝は付け根で切り取ってしまいます。

あんどん仕立ての場合は、あんどん支柱を立てて、
つるを誘引して樹形を作っていきます。
あんどん仕立てにする時は、鉢はやや大き目のほうがよいでしょう。

・水やり
土の表面が乾いたら、たっぷりと水を与えます。

・施肥
3~4月頃に、玉肥を3~4個ほど、
鉢の縁に埋め込んであげましょう。

>>グミの苗を見てみる

西洋グミの育て方

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西洋グミ C)千草園芸


■西洋グミの育て方

・特徴
グミにも色々な種類があり、西洋グミはその中の一つです。

グミには、落葉するタイプと常緑のタイプがあり、西洋グミは常緑のタイプです。
人気品種のビックリグミの受粉木としても植えることができます。

ビックリグミよりは少し実が小さいのですが、たくさんの実をつけます。
味も渋みが少なく、甘く食べやすいのが特徴です。

・育て方
肝心の育て方ですが、他の落葉性のグミと同じです。
寒さにも暑さにも耐えますし、よほどでなければ肥料なしでも育つほど堅強です。

実がなりやすい品種のため、
ビックリグミのようにジベレリン処理をする必要もありません。

地植えにするのであれば、土の水はけをよくし、
夏場の水切れに注意すれば問題ありません。

根付いた後は生育も旺盛になるので、
どちらかというと大きくなりすぎないように剪定をして調整すると良いでしょう。

西洋グミは1本でも実をつける、自家結実性のある品種です。
ビックリグミのように、自家結実性があまりないため、
受粉木を必ず植えなければならないということはありません。

ただ、別の品種のグミを近くに植えることで、
西洋グミの実付きも良くなるので試してみてください。

・鳥対策
西洋グミは実は小さめながらもたくさんつきますが、味も良いので、
それゆえに鳥に狙われやすいのが難点です。

鳥は人間よりも、熟した実に敏感です。
そろそろ収穫かなと思っていたら、
ほとんど鳥に食べられてしまい、まったく食べられなかったということもあります。

鳥が食べても構わないのであれば、そのままにしておいても良いのですが、
できるだけたくさんの実を収穫したい場合は、鳥対策をしておきましょう。

花が咲いた後、実がついたのを確認したら、鳥よけネットをかけておきましょう。
支柱などを立てて囲ってもいいですし、木が大きくなっているのであれば、
木の上からネットをかぶせるだけでも効果があります。

■参考
・グミの育て方 庭植え|ジベレリン処理で結実アップ!
・グミの育て方 鉢植え|美味で鑑賞用にも栽培♪
・グミ 剪定のコツ
・グミの実がつかないときは?
・ビックリグミ 実がつかない
・グミの木販売
・グミの木種類
・グミ 肥料は?


グミの木 種類

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ビックリグミ(ダイオウグミ)


4月に、早朝の散策に行ったら、グミの花が咲いていました。
去年、鈴なりだったグミの樹です。

グミは、小さくて赤い楕円形の実をつけ、多くが落葉性です。
中には常緑性のものもあり、こちらは耐寒性があまりないので、
育てる場所を選びます。

園芸品種で人気のビックリグミは、単品種での結実が難しいため、
受粉樹が必要になります。

グミであれば何でも受粉樹になるというわけでもないので、
グミにどのような種類があるかをご紹介します。


■グミの木種類


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・ビックリグミ(ダイオウグミ)
落葉性 収穫:6月下旬~7月中旬

実の大きさが2cmほどになるビックリグミは、
ダイオウグミとも呼ばれています。

ビックリグミ自体は、花粉が不完全なため、
たいていは受粉樹が必要になります。

あるいは、ジベレリン処理を行うことにより、実付きがよくなります。
実は渋味が少なく、大きさも2cm前後とグミの中では大きいです。

実が大きく味も良いため、
観賞用としても食用としても利用価値の高いグミです。


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・ナツグミ 
落葉性 収穫:5月下旬~6月中旬

夏に収穫期がくることから、夏グミと呼ばれています。
ビックリグミはこのナツグミの突然変異と言われています。

実の大きさは2cm弱と、ビックリグミより少し小さめです。
味は渋味があるため、生食よりも加工品を作る方がいいかもしれません。

ビックリグミの受粉樹として使われることの多いグミです。
*ナツグミ、トウグミは似ていますが、
葉を拡大鏡で見て鱗状毛だとナツグミ、
星状毛だとトウグミとされます。
しかし、私は見極めがつかないです。

・アキグミ 
落葉性 収穫:10月上旬~10月中旬

アキグミは、名前の通り秋に実が収穫できるグミです。
収穫は秋ですが、花が咲くのは春です。

実は1cm弱と小さく、他のグミが楕円形なのに対し、丸に近い形をしています。
ナツグミよりも渋味が強く、食べてもあまりおいしくはありません。

花付きも実付きも大変良いので、
秋になって赤い小さな実がたくさんぶら下がる姿はかわいらしく、
鑑賞価値が高いです。


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・ナワシログミ 
常緑性 収穫:5月中旬~6月上旬

寒くなっても落葉しない、常緑性のグミです。
秋に花が咲き、春に実を収穫します。

実を収穫する時期が、苗代を作る時期を重なるため、
この名前がつけられたとされています。

実は1.5cmほどの大きさで、枝にはトゲがあります。


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・ツルグミ 
常緑性 収穫:5月上旬~5月中旬

つる性といっても、途中から気根を出したり、
何かに絡みついたりするわけではなく、
大きな木などによりかかるようにして伸びていきます。

そこから長い枝(つる)を伸ばすため、
自生している場所では、
上から垂れ下がるようになっていることが多いです。

実は1.5cmほどと意外と大きいですが、
食べてもあまりおいしくないため、食用にはされないようです。

・セイヨウグミ 
落葉性 収穫:6月

実は少し小さめですが、とてもたくさんの実をつけます。
ビックリグミの受粉樹として使われることも多いです。

セイヨウグミの中には、大実セイヨウグミもあり、
こちらは通常のセイヨウグミよりも実が大きいため、
食用と観賞用、受粉樹用と用途が広いです。

*こちらに掲載しました写真は、
草花写真館さまの写真です。
植物写真の宝庫ですので、ぜひご覧になってください。

■参考
・グミの育て方 庭植え|ジベレリン処理で結実アップ!
・グミの育て方 鉢植え|美味で鑑賞用にも栽培♪
・グミ 剪定のコツ
・グミの実がつかないときは?
・ビックリグミ 実がつかない
・グミの木販売

グミの木販売

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愛らしく美味しいグミ


グミの種類は、思いのほかたくさんあります。

近所のホームセンターや園芸店では、
探している珍しい品種の取り扱いがなく、
困っているということはありませんか?

ネット通販なら、少し珍しい品種も簡単に見つけられて、
しかも玄関まで配送してくれます。

庭木としても人気のグミを販売しているサイトをご紹介します。


■グミの木販売

・園芸ネットプラス

園芸ネットプラスで取り扱っているグミは、
ビックリグミ(ダイオウグミ)、ナツグミ、アキグミの三種類です。

特別珍しい品種を扱っているわけではありませんが、
注目なのはこの三種類のグミがセットで売られていることです。

ナツグミとアキグミはそれぞれ1本だけで結実できる品種ですが、
ビックリグミだけは1本での結実が難しい品種です。

ビックリグミは、花は咲くけれど作られる花粉が不完全なものが多いため、
ほとんど実をつけることができません。

そのために、ジベレリンという薬剤を使ってホルモン処理をし、
着果を促進させるか、受粉樹を近くに植える必要があります。

ビックリグミの受粉樹として代表されるのが、ナツグミです。
アキグミは、開花時期が他の二種類と似ていますが、
実が熟してくるのが秋なのでアキグミと呼ばれています。

他の二つは初夏~夏に実を楽しめますが、アキグミだけ時期がずれるので、
三つを植えることにより、長くグミを楽しむことができます。

他にも、里山の果樹5種セット(山葡萄、ナツグミ、クコ、サルナシ、カジイチゴ)、
という面白いセット品もあります。


・フルールタウン 吉本花城園 *現在取り扱いしていません

花苗はもちろん、果樹や季節の野菜苗、資材等を扱っているサイトです。
プレゼント用の鉢花の販売もしているので、イベントにぴったりの鉢花も見つかります。

こちらでは、ビックリグミとロシアンオリーブの二種のみを扱っています。
扱っている品種は少ないですが、注目はロシアンオリーブです。

オリーブという名前がついていますが、
葉と実の雰囲気が似ているのでつけられているだけで、本来はグミの仲間です。

別名ホソバグミやヤナギバグミと呼ばれています。
別名の通り、葉が他のグミと比べて細く、
オリーブのように少しシルバーがかっています。

もちろん花も咲き、実をつけて食用にもできます。
花は香りもよく、花期も長めのため、蜜源植物としても注目されています。

耐寒性、耐暑性があり、乾燥にも強く耐塩性まであり、とても丈夫です。
葉が美しく、実も生って食用にでき、花も香りが良く有用性の高い品種といえます。

ただし、他のグミの仲間に比べると、背が高くなるので、
家庭で育てるのであれば、剪定を繰り返して低く育てる必要があります。


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グミの花も、とても素敵です


・日本花卉ガーデンセンター楽天市場店

日本最大級のガーデニング・園芸サイトというだけあり、
様々な品種の植物の苗や資材などが売られています。

特に花木と果樹の品種が多く、見ているだけでも楽しめます。
グミは、ビックリグミ、ナツグミ、アキグミ、ナワシログミと、
園芸では人気のある品種が網羅されています。

中でも珍しいのは、一才ナツグミと斑入りのナワシログミ「ギルトエッジ」です。
一才ナツグミとは、通常のナツグミよりまだ木が低いうちから実をつけはじめる品種です。

コンパクトに育てることができるので、
鉢植えで育てたい方やスペースに制限がある方にぴったりの品種です。

斑入りのナワシログミ「ギルトエッジ」は、他の品種のように実はつけません。
けれど、耐暑性と耐寒性のある丈夫な性質は他のグミと同じで、
やはり特徴は美しい斑入りの葉です。

ギルトエッジの葉はツヤがあり、葉の縁に黄色い斑が入ります。
新芽の頃からしっかりとした葉になるまでの間、
少しずつ色が変化していくのを見ていても、とても美しいです♪

実はなりませんが、常緑で刈り込みにも耐え、背丈があまり高くならないので、
生垣やグランドカバーとして使うこともできます。

・いよじ園 楽天市場店

こちらは盆栽と盆栽用品を主に取り扱っているお店です。
グミも盆栽として仕立てられたものが販売されています。

品種は全て「寒グミ」となっています。
この寒グミとは、盆栽界ではナワシログミを差すのだとか。

サイズは小さくても、立派な盆栽に仕立てられていますので、
苗だけを購入するよりはお値段が張ります。

中にはお手頃な価格のものもあるので、初めて盆栽にチャレンジする方は、
そこから始めてもみるのも良いかもしれません。

プレゼント用の包装も無料でしてもらえるので、
趣きのあるプレゼントとしても使えます。

■参考
・グミの育て方 庭植え|ジベレリン処理で結実アップ!
・グミの育て方 鉢植え|美味で鑑賞用にも栽培♪
・グミ 剪定のコツ
・グミの実がつかないときは?
・ビックリグミ 実がつかない

グミの実がつかないときは?

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グミの実がつかないと残念です


グミはツルグミ、ビックリグミなどの落葉種と
マルバグミ、ナワシログミなどの常緑種の2種類があります。

落葉のグミは春に花が咲き、初夏に収穫するナツグミと
小粒で酸味が強いアキグミがあります。
常緑のグミは秋に花が咲き、春から夏にかけて収穫します。

収穫のタイミングは緑色の皮が鮮やかな赤い色に変わり、
果肉が柔らかくなった頃が適しています。

完熟した実は汁が多く、甘みが強いです。
しかしまだ熟していない実は、渋みが強いのが特徴です。
皮が薄く傷みやすいので、収穫したらすぐに生食します。


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ビックリグミ(ダイオウグミ)は1本では結実しにくい品種です


■グミの実がつかないときは?

1.ジベレリン処理が必要な品種があります
ビックリグミ(ダイオウグミ)は1本で結実しずらい品種です。
花はたくさん咲きますが、実つきが悪いです。

花が満開に咲いた時とその2週間後に、
ジベレリン1万倍水溶液を花に塗ります。

2.受粉樹を植えます
ビックリグミ(ダイオウグミ)は自家不結実性の性質を持っています。
同じ仲間でも他の品種花粉があれば、実つきがよくなります。
受粉樹はナツグミが適しています。

ただし開花時期があわないと受粉できません。
ナツグミのほうが少し開花時期が遅くなるので、
日当たりがよく温かい場所で栽培準備を行います。

ただし近くに昆虫がいない場合は、人工授粉が必要になります。


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ナツグミが、授粉木に適しています


3.生理落果が多すぎた場合の対処法
樹勢が強すぎて、栄養分が樹の生育に持っていかれてしまい、
実が熟す方に回っていかない場合があります。

この場合は肥料を施すのをストップしたり、
根の周りを掘って断根をしてみます。


■参考
・グミの育て方 庭植え|ジベレリン処理で結実アップ!
・グミの育て方 鉢植え|美味で鑑賞用にも栽培♪
・グミ 剪定のコツ
・グミの実がつかないときは?
・ビックリグミ 実がつかない
・グミの木販売
・グミの木種類
・グミ 肥料は?
・西洋グミの育て方

グミ 剪定のコツ

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じょうずに剪定すると実りも良くなります


グミは一般的に寒さに強く、日当たりと水はけの良い環境ならば、
砂地や荒れ地などやせた土地でも栽培可能な果樹です。

グミはさまざまな種類がありますが、
実が大きいビックリグミが一番よく出回っています。

グミは落葉種と常緑種と2種類に大きく分類できます。
常緑種は関東以西の温かい地域で、庭木や生け垣としても利用されています。

病害虫の心配はほとんど必要ありません。
新芽が出るころのアブラムシに注意しましょう。
実は鳥に食べられやすいので、注意が必要です。


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花芽を切り落とさないように


■グミ 剪定のコツ

1.グミの仕立て方
立ち性種は1本の主幹を立てる主幹形仕立てが適しています。
ツルグミやナワシログミのようなつる性種は、
フェンスやトレリスにからませて仕立てます。

鉢植えで栽培する時は、模様木仕立てが適しています。
つる性の品種はあんどん支柱を立ててつるをからませます。

2.グミ剪定のコツ
樹形が整ってからは、花芽を切り落とさないように注意します。
花芽は常緑種、落葉種ともに7月~8月にかけて伸びた新梢の葉腋にできます。

12月ごろにすべての枝の日当たりと風通しをよくするために、
込み入った枝や徒長枝を間引き剪定します。

長く伸びた枝の先を切り戻し、単果枝をつけさせると実がなる量が増えます。

強い剪定を行ってしまうと枝の生長がよくなり、
花芽の栄養分までとられてしまうので注意が必要です。

樹全体が大きく生長したり、横に広がりすぎた場合は、
古い枝でも付け根部分から切り落とし、樹をコンパクトにします。

この切り戻し剪定を一気に行うと、樹の生長を遅らせる原因になります。
2~3年時間をかけて行います。

■参考
・グミの育て方 庭植え|ジベレリン処理で結実アップ!
・グミの育て方 鉢植え|美味で鑑賞用にも栽培♪
・グミ 剪定のコツ
・グミの実がつかないときは?
・ビックリグミ 実がつかない
・グミの木販売
・グミの木種類
・グミ 肥料は?
・西洋グミの育て方

グミ 植え替えは?

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グミの実が、たくさんなると嬉しいです


■グミ 植え替えは?

グミには、ナワシログミなどの常緑性のものと、
ナツグミやアキグミなどの落葉性のものとがあります。

常緑性と落葉性のものは、
冬の間に落葉するかどうか以外は、あまり性質は変わりません。

ただし、落葉するかしないかで、
植え替えの時期が少し違ってきます。

植え替えをする前に、
必ず育てているグミの品種を確認するようにします。

・常緑性のグミ
常緑性のグミの場合は、
芽が動き出す頃の3月~4月か6月頃が植え替えの適期となります。

常緑のものは、冬の間も葉が残っている状態なので、
休眠には入っていません。

ただし寒くなると生育がほとんど止まるため、
植え替えをした時に根が受けたダメージを、
回復することができない場合があります。

生育期に入る春であれば、植え替えをした時に、
多少根が傷んでしまったとしても、回復が早くなります。

・落葉性のグミ
落葉性のグミの場合は、
葉が落ちて休眠の状態になっている冬の間に植え替えを行います。

だいたい12月~3月頃が適期となりますが、
厳寒期は避けるようにしましょう。


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グミの花


■グミの植え替え方

グミの植え替え方は、特に難しいことはありません。
適期に、それまで育てていた鉢よりも、
一回りか二回り大きい鉢に植え替えます。

よく育つ土の性質が、常緑性と落葉性の品種とで少し違ってきます。

・常緑性のグミ
ナワシログミを代表とする常緑性のグミは、とても丈夫です。
肥沃な状態であれば、一度根付いた後は、
土が乾燥していても湿っていてもよく茂ります。

・落葉性のグミ
落葉性のグミも丈夫ですが、
常緑性のグミより、水はけが良い土を好みます。

水はけの良い土を好むといっても、乾燥を好むわけではありません。
あまりにも乾燥させてしまうと、弱ってしまう原因となるため、
乾燥させ過ぎることは避けましょう。

それでもやはり丈夫なので、落葉性のグミも、
根付いた後はよほどのことがない限り枯れはしません。

*用土は?
自作する場合は、中粒の赤玉土6、腐葉土3、
バーミキュライト1ぐらいをよく混ぜたものが良いでしょう。

初心者の方は、市販されている培養土が便利です。
とくに、各社から販売されている果樹用培養土を使うと安心です。


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収穫も楽しみです

■参考
・グミの育て方 庭植え|ジベレリン処理で結実アップ!
・グミの育て方 鉢植え|美味で鑑賞用にも栽培♪
・グミ 剪定のコツ
・グミの実がつかないときは?
・ビックリグミ 実がつかない
・グミの木販売
・グミの木種類

ビックリグミ 実がつかない

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ビックリグミ1年生苗 果樹苗木 税込1,294 円 C)花ひろばオンライン


ビックリグミやグミを育てていて、
実がつかないのにはいくつか理由があります。

あてはまることがないか、チェックしてみてください。


■ビックリグミ 実がつかない

1.受粉不良
ビックリグミの花から出る花粉は、不完全なものが多く、
筆や綿棒などで受粉作業をしても、結実しないことが多いです。

花数はたくさんあるのに、その後の実が極端に少なかったり、
まったく実がつかない時は、受粉不良が原因であることが多いです。

1本で結実できない品種の場合は、
受粉木を近くに植えることで実付きがよくなります。

受粉木は、別品種のナツグミを植えるのがおすすめです。
もう1本育てるスペースを作るのは難しいという場合は、
ジベレリン処理をすることでも、実付きをよくすることができます。

10000倍に薄めたジベレリンを、ビックリグミの花が満開の時に散布します。
1回目に散布してから2週間後、2回目の散布を行います。

散布をする時は、スプレーや噴霧器を使って行います。
周りの民家に迷惑をかけないためと、できるだけ薬効があるように、
散布を行う日は風の弱い、湿度が高い日を選ぶようにしましょう。

2.養分が多い
株が枝や葉を育てることに養分を使ってしまい、
花芽が形成できなかったり、開花しても実をつけず落ちる時は、
肥料が多いことが原因であることがあります。

グミはあまり肥料を必要としませんので、
通常は1月~4月の間に1回肥料を与える程度です。

もし必要以上に肥料を与えてしまっている場合は、
一度肥料を与えるのをやめて様子を見ましょう。

肥料に問題がない場合でも、枝が伸びて大きくなり、
おかげで翌年も枝葉が茂るという悪循環が起こることもあります。

徒長している勢いのある枝や、枝が混みすぎている部分は、
間引き剪定をして、枝数を減らします。

また、根がよく広がっていても、地上部が元気に育ってしまいます。
一度「根切り」の作業をしてみると、
株が落ち着いて花を咲かせるようになる可能性が上がります。
*根切り......土の中にスコップなどを垂直に差し、
庭木、果樹など植物の根を切ることで、
根切りにより根詰まりを防ぎ、新しい根の再生を図ります。


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まだ、幼木で実がつかないときもあります


3.株が充実していない
ビックリグミは、植え付けてから実をつけるようになるまで、
だいたい3年~4年ほどかかります。

もちろんそれよりも早くに実がつき始めることもありますし、
それ以上に時間がかかることもあります。

実がつかない他の理由が当てはまらない場合は、
株が充実していないことが考えられます。

4.ジベレリン処理がされていない 
ジベレリン処理(植物ホルモンの働きを助ける薬品を使用)は、
必ず必要な作業というわけではありません。

ビックリグミにもいくつか品種があり、
品種によってはジベレリン処理も受粉木も必要なく、
1本で結実することもあります。

受粉木を育てるスペースもなく、
ジベレリン処理もしないけれど実を楽しみたい場合は、
1本で結実する品種を選ぶようにします。

それでもジベレリン処理するのとしないのとでは、
実の数が多少減ることもあります。

試しにジベレリン処理をしてみるのも、良いですね。
ビックリグミの落下防止や生長を助けてくれます。

■参考
・グミの育て方 庭植え|ジベレリン処理で結実アップ!
・グミの育て方 鉢植え|美味で鑑賞用にも栽培♪
・グミ 剪定のコツ
・グミの実がつかないときは?

グミ 肥料は?

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グミはとても強い植物です
よほどの痩せ地でない限りは、地植えであれば無施肥でも育ちます


それでも、追肥をした方が実付きが良くなったり、生育が良くなりますので、
控えめにでも与えておくと良いでしょう。

グミには、常緑性の品種と落葉性の品種があります。

性質の違いによって、肥料を与える時期が少しずれるので、
育てているグミの品種が落葉か常緑かだけでも把握しておきましょう。


[グミ 肥料は?]


■元肥

グミの苗を植え付ける時に入れる肥料を元肥といいます。
ただ、グミの場合は、もともと痩せ地でも育つほど強い植物なので、
元肥を大量にに入れる必要はありません。

それよりも、根が育ちやすいように土を調整することを優先します。

・地植えの場合
植え付ける時に、深さ40cmほど、苗の根鉢よりも二回り大きい幅に掘り上げます。
掘り上げた土全体に、腐葉土と苦土石灰を加えてよく混ぜます。

腐葉土を混ぜた土の半分に、堆肥と油カスを加えて良く混ぜ、先に植え穴に戻します。
その上から、残りの土を戻して苗を植え付けます。

植え穴の底に堆肥と油カスを混ぜた土を入れることで、
植え付け直後の根に触れるのを避けることができます。

ある程度育ったところで、初めて油カスや堆肥が効き始めるので、
初期に根が肥料に触れて、枯れるのを回避できます。

・鉢植えの場合
鉢植えの場合は、市販されている培養土を使うと便利です。
培養土はすでに植物が育つのにちょうど良い状態に配合されています。

ただ、グミはややアルカリ性の土を好むため、
培養土であっても苦土石灰を少量加えて混ぜておくのがお勧めです。


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まだ青いグミの実


■追肥

植え付けた後からの追肥は、
よほどのことがない限り、与えなくてもグミは育ちます。

けれど、グミも肥料を嫌っているわけではありません。
必要な時期に必要な量だけを与えることで、
肥料の成分を効果的に吸収し、生育や実付きが良くなります。

・地植えの場合
2月と秋に追肥を行います。
秋の追肥は、落葉か常緑かで少し時期がずれるので要注意です。

2月の追肥は、即効性のある化成肥料を与えます。

秋の追肥は、落葉性の場合は9月下旬、常緑性の場合は10月~11月に与えます。
この時与える肥料は、緩効性の化成肥料や固形の油カスを与えます。

いずれの肥料も、たくさん与える必要はありません。
やや控えめくらいに与えた方が、多肥による失敗が減ります。


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花も可憐です


・鉢植えの場合
鉢植えの場合、地植えとは少し変わります。

常緑性の品種の場合は、3月と11月に追肥をします。

落葉性の品種の場合は、2月と9月に追肥を行います。

いずれの場合も、油カスや骨粉をまぜて作った玉肥であれば、
1回につき2個~3個与えます。

あるいは緩効性の化成肥料を、表示よりもやや少なめに与えます。
鉢植えは、地植えよりも肥料成分が流れ出やすい状態になります。

かといって、肥料をたくさん与える必要はありません。
鉢植えの場合も、多肥にするよりは控えめにした方が失敗が減ります。

■参考
・グミの育て方 庭植え|ジベレリン処理で結実アップ!
・グミの育て方 鉢植え|美味で鑑賞用にも栽培♪
・グミ 剪定のコツ
・グミの実がつかないときは?
・ビックリグミ 実がつかない
・グミの木販売
・グミの木種類


カキの育て方 庭植え|塩化カリで大きく甘い実を栽培

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カキの実りは秋を感じさせる


カキ(柿)は日当たりさえ良ければ、
土質を選ばず丈夫によく育つため、
古くから庭先に植えられ、親しまれてきた果実です。

甘ガキと渋ガキがあり、
渋ガキはヘタの部分に焼酎をつけて、
ビニール袋に1週間入れるなどして渋を抜く必要があります。
渋ガキは、渋抜きさえすれば、甘ガキ以上に甘くなります。

カキにはタネのある品種とない品種がありますが、
タネのある品種のほうが生理落果が少なく、多く収穫できます。


[カキ 庭植え育て方]

栽培条件品種選び方

・栽培条件
甘ガキと渋ガキがあり、甘ガキは関東以西、
渋ガキは東北以南で栽培されています。
暖かすぎても栽培がうまくいかず、
九州の北部が栽培の南限です。

カキは日当たりさえよければよく育つ果樹ですが、
その地域にあった品種を選ぶことが栽培のポイントです。
地域の特産品種はその地域の気候に合っているため、育てやすいです。

・品種選び
カキは雄花と雌花があり、雄花をつけない品種もありますが、
多くの品種では受粉しなくても果実が肥大・成熟します。
受粉しない場合は、種子が入りません。

甘ガキの場合は、受粉して種子が入らないと、
生理落果が多くなったり、
果実が大きく育たなかったり、渋くなったりします。

雄花が少ない甘ガキを栽培する場合は、
雄花を多くつける「西村早生」「禅寺丸」などを混植えしたり、
高接ぎしたりして、人工授粉すると収穫が多くなります。


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カキと雪


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カキのシャーベット


植え付け時期場所

・植え付け
カキの植え付けは12月に行いますが、
積雪が多い地方では3月に行います。

直径50cm、深さ50cmの穴を掘り、
掘りあげた土の半量に腐葉土または堆肥と油かすを混ぜて埋め戻します。

その上に何も混ぜていない土を埋め戻してから、
根を広げて植えつけます。

このとき、細根を傷めやすいので根の剪定は行わずに、
できるだけまっすぐになるようにして浅植えにします。
植え付け後、高さ60cmほどの部分で切り返し、
支柱を立てて固定します。

・植え付け場所
カキは日当たりさえ良ければ土質はあまり選ばず、よく育つ果樹ですが、
有機質に富んだやや粘度がかった土を好みます。

樹勢が強く、大きくなりやすい果樹ですが、
「次郎」「あたご」「西村早生」などを選べば、
4m四方ほどのスペースで栽培できます。


仕立て方剪定から収穫まで

・仕立て方
立木仕立てと垣根仕立てが一般的です。
垣根仕立てにすると、奥行きが1mほどの狭いスペースでも栽培できます。

・剪定
カキは幼木期の生長が遅いため、
幼木期はあまり剪定しないのがポイントです。

カキの剪定は、夏(6月中旬~7月上旬)と、
冬(12月~2月)に行います。

夏の剪定は、枝が混んできたら行います。
枝が混みあうと日当たりが悪くなるので、
徒長枝や、実のない枝で、
他の枝の邪魔をしているものを取り除きます。

冬の剪定は、枝を減らして養分を集中させるために行います。
枝が混みあった所や、不要な部分を整理します。

取り除く枝は、平行して伸びている枝や、
ハサミ状になっている枝の一方、
まっすぐ上に向かって伸びている枝、
弱い枝、強すぎる枝などです。

先端が枝分かれしていたら、1本を残して他は元から切ります。
また、残した1本の先端は切り詰めておきます。
それ以外の枝の先端は切り詰めません。
カキは枝の先端に花芽がつくからです。

・施肥
収穫後のお礼肥として、
乾燥鶏糞、油かす、化成肥料、硫酸カリの複合肥料を施します。
また、カキはカリを多く必要とするため、
8月下旬~9月に塩化カリを施すと、大きく甘い果実が実ります。

摘蕾摘果
すべての花を咲かせると樹に負担がかかるので、
5月中旬頃に摘蕾を行います。
1枝に雌花が1~2花になるように、
他の雌花は摘み取ります。

枝の元から2~3番目辺りの、
ヘタのよく発達した、下向きか横向きの雌花を残します。
花を摘み取るときは、横に倒すようにすると簡単に取れます。

受粉に必要なので、雄花は摘まないようにします。
ガクが小さいのが雄花、ガクが大きいのが雌花です。

6月下旬~7月上旬には、摘果を行います。
1枝に1果、または葉20~25枚に1果を目安にします。

・収穫
オレンジ色に色づいたものから、ハサミで収穫します。

>>カキの苗を見てみる


カキの育て方 鉢植え|2鉢栽培して毎年収穫

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まだ青いカキ


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カキの結実


鉢植え用のカキはありませんが、
盆栽でよく使用されるロウヤガキは、
食用になりませんので、注意してください。

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ロウヤガキ


鉢植えのカキの場合、結実は1年おきになりやすいので、
2鉢育てると毎年果実を楽しめます。


カキ 鉢植え育て方

植え付け植え替え

植え付け管理
カキの植え付けは3月に行います。
6~7号鉢以上の深鉢を用意し、
鉢に入る大きさに合わせて太い根を切って植えつけ、
鉢と同じ高さで切り戻します。

植え付け直後は、乾かないように表土にマルチングをしておきます。
最初は樹の生長を優先し、収穫は3~4年後からにするとよいでしょう。

結実してからは、収穫した翌年の3月に植え替え、
その年は樹勢を回復させるために実をつけさせないようにします。

植え替え時には、弱った根や傷んだ根を取り除きますが、
このとき、土を落としすぎて根を傷めないように注意します。


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吊るし柿


仕立て方剪定から収穫まで

・仕立て方
模様木風に仕立てるのが一般的です。
梅雨の時期の、また新梢がやわらかいうちに、
針金をかけて樹形をつくるとよいでしょう。

・剪定
鉢の高さの2.5~3倍くらいで芯を止めます。

剪定は1月~3月上旬に行います。
春枝と、梅雨以降に伸びた夏枝の間くらいで切り戻し、
側枝も切り戻して伸ばしていきます。

夏(6月中旬~7月上旬)の剪定は、
枝が込み合っているところを切って、整枝します。

・施肥
1月~2月の寒肥、開花前の5月上旬、
収穫前の8月下旬の年に3回、
玉肥を4~5個、鉢の縁に埋め込んであげます。

摘蕾摘果
5月中旬に摘蕾をします。
1枝に雌花3個を目安に、弱い蕾をかき取ります。

6月下旬までに生理落果が起こるので、
6月下旬~7月上旬に摘果を行います。
1枝に1個、1鉢2~5個を目安にします。
病害虫に侵されていない、ヘタの大きな実を残しましょう。

・収穫
果実がオレンジ色に色づいたら、収穫できます。
収穫は果実がオレンジ色に色づいた頃に行います。
果実をいつまでも樹上につけておくと、
養分が使われて、樹勢が弱くなるので、
葉が落ちてしまう前に収穫を終えるようにします。

「太秋」など品種によっては、
熟すと条紋とよばれる黒い筋が入るものがあります。
市場では見た目が悪いと敬遠されますが、
実は甘く熟した証拠なのです。

>>カキの苗を見てみる


カキ 剪定のコツ

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カキの花


カキ(柿)は国内で一番多く栽培されている家庭果樹です。
寿命が長く、樹齢が600年にもなる木もあります。

カキの実は色鮮やかですが落ち着いた色合いなので、
和室や和風の庭によくあいます。
またシンボルツリーとして洋風の庭にもあると、
変化がついて鑑賞が楽しめます。

果実をいつまでも木につけておくと、木の栄養分が失われ、
翌年の開花、結実が悪くなります。
できれば葉が落ちる前に収穫してしまいましょう。


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雪に映えるカキ


■カキ 剪定のコツ

1.カキの花芽の特徴
カキの花芽は、中ぐらい長さで太く生長した今年枝の頂芽と、
それに続く1~2芽が花芽になります。

秋には葉芽と花芽の区別がつきにくいばあいがあります。
2月ごろになるとはっきりするので、よくわからない時は、
この頃までまってから剪定を行った方が無難です。


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できたてのカキ


2.カキの剪定のポイント
まず今年実がついた枝や細く弱い枝は切り戻します。
並行して伸びている枝、強すぎる枝、
ハサミのように先で枝別れしている枝の一方、
上向きにまっすぐ伸びている枝も間引き剪定をします。

主な枝の先が枝別れしている時は、1本だけを残し、
残した1本の先端を切り詰めます。

花芽がついている枝(結果母枝)は切り詰めません。
しかし結果母枝が多い時は、半分ぐらいを短めに切り詰めます。

切り詰めたことにより結果枝は出ません。
しかし翌年の結果母枝が生長していきます。

徒長枝も2~3芽残して切り戻しておくと、
ここから出た枝が結果母枝になります。
このようにしておくと、隔年結果を防ぐことにつながります。

カキの渋の抜き方

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甘柿の代表=次郎柿


カキ(柿)は甘ガキと渋ガキと2種類あります。
甘ガキは温かい地域、渋ガキはやや寒冷な地域が栽培に適しています。
迷った時は地元の品種を選ぶと育てやすいです。

歳時記に柿の花は夏、柿紅葉や柿そのものは秋と
昔から日本人の生活で季節を感じさせてくれる庭木です。
庭のシンボルツリーとしても楽しめます。


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渋柿のほうがおいしい干し柿になるそうです


■カキの渋の抜き方

1.カキの渋みについて
カキの渋みはタンニンという物質が引き起こしています。
渋抜きの作業は、このタンニンを取り除くわけではありません。

舌が渋みを感じないようにタンニンを不溶化し、
渋く感じるのを防ぐことです。

渋ガキに炭酸ガスやアルコールをかけると、
カキの中にアセトアルヒデドという成分ができます。
この成分がタンニンとくっついて水に溶けなくなります。

2.渋抜きの方法
カキの渋を抜く方法には、アルコール、炭酸ガス(CTSD法)、
樹上・包装脱渋法などがあります。
またドライアイスを使って渋を抜く方法もあります。


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まわし柿はシャーベットにしても美味しいです


3.まわし柿(さわし柿)の作り方
家庭で一番簡単にできるのは、アルコール脱渋法です。
一般に、まわし柿(さわし柿)という方法で
35%以上の焼酎かエチルアルコールを用意します。

渋柿を収穫したらヘタ部分が乾燥しないうちにします。
カキは、タオルなどで汚れをとりサッと磨きます。

これを平たいトレイや盆などに入れて、
ヘタの部分にアルコールを2ccほどたらします。
皮についてしまった焼酎は柔らかい布やティッシュでそっと拭きます。

ビニール袋に入れて空気を抜き封じて、
直射日光が当たらない20℃前後の室内で、
1~2週間置きます。
ヘタが茶色くなったころに味見をして渋が抜けたかを確認しましょう。

とっても甘くて美味しいカキになっています。
熟れすぎていたら凍らせてシャーベットすると美味です。

■参考
カキの育て方 庭植え|塩化カリで大きく甘い実を栽培
カキの育て方 鉢植え|2鉢栽培して毎年収穫

カキ(柿) 摘果のコツ

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kaki (2).jpg
これでは、翌年の実りが心配です


■カキ(柿) 摘果のコツ

カキを育てるにあたって、摘果は重要な作業です。

摘果をせずに、ついた実をすべてそのまま育ててしまうと、
株が消耗して翌年にほとんど実がつかなくなったり、
全体的に実が小さくなりすぎたりします。

1か所に複数の実がついている時、
1つの結果枝に1つの実が残るように摘果しましょう。

摘果の基準は難しいものではありません。

・傷が入っている
・他に比べて実が小さい
・近くに枝などがあり大きくなった時に傷がつきやすい
・形の悪い奇形果

これらに当てはまる実を、優先的に摘果していきます。


kaki (1).jpg
このくらいの時に摘果します


複数ついている実のどれもが問題のない場合でも、
全てを残さずに残す実は1つに絞りましょう。

もったいないように思いますが、
摘果をすることで残した実を、
健全に大きく育てることができます。

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