Quantcast
Channel: 初心者の果樹栽培|庭植え鉢植えで大収穫
Viewing all 660 articles
Browse latest View live

ユスラウメの育て方 庭植え|剪定のコツを覚えて収穫アップ!

$
0
0

yusuraume2.jpg
ユスラウメの美しい実


yusuraume1.jpg
花も楽しめる


ユスラウメ(桜梅)は江戸時代に日本に入った果実で、
白い花と赤い実が美しいので、主に盆栽として楽しまれてきました。
暑さ寒さに強く、丈夫なので、とても育てやすい果樹です。

ユスラウメには、赤い実のほかに、
やや大きな実をつける白実種もあります。
果実はサクランボに似ていますが、
味もサクランボに似ていて、薄甘くて酸味が少ない味がします。
生で食べるほかに、果実酒などに利用されます。


[ユスラウメ 庭植え育て方]

栽培条件品種選び方
・栽培条件

ユスラウメは暑さ寒さには強く、
日本各地で育てられますが、
多湿と日照不足には非常に弱いです。

水はけの悪い場所や地下水位の高い場所に、
植えつけると根腐れを起こしやすいので、
水はけのよい場所に植え付けることが大切です。
水はけさえよければ、土質は選びません。

・品種選び
淡紅色の花が咲き赤い実がなる「赤実種」と、
白い花が咲き実も白い「白実種」がありますが、
品種として区別されていません。


植え付け時期場所
・植え付け
ユスラウメの植え付けは、12月~3月に行います。
植え付ける前に、水はけが良くなるように、
腐葉土や堆肥を多めに入れて、
土壌改良をしておくとよいでしょう。

植え付けたら、40~50cmの高さで剪定します。

乾燥気味に管理し、特に水やりの必要はありません。

植え付け場所
日光がよく当たり、水はけが良ければ、
土質は、とくに選びません。


yusuraume001.jpg
樹は開帳性の2~3mに仕立てると花もよく鑑賞できます


仕立て方剪定から収穫まで
・仕立て方
主枝を2~3本に仕立てるとよいでしょう。

・剪定
剪定は1月頃に行います。

植え付けてから3年目までは、新梢の先端を1/3ほど切り詰めます。
このとき、外側を向いた芽の上で切るようにすると、樹形が整います。
根元から出る芽(ひこばえ)は、基から切ります。

4年目以降は、主枝の先端部の小枝を間引き、
樹の内部にまでよく日が当たるようにします。

内部まで日が当たることにより、
樹の内側でも実をつけるようになります。

また、古くなった枝や徒長枝、弱った枝、ひこばえなどは、
間引いたり、切り返したりします。
さらに大まかな整枝を行い、樹冠が大きくなり過ぎないようにします。

・施肥
毎年10月に、元肥として乾燥鶏糞、油かす、化成肥料、硫酸カリの、
混合肥料を施します。


yusuraume002.jpg
樹が元気だと多く結実するので、摘果します


摘蕾摘果
ユスラウメはよく結実するので、
実つきの多い部分は適宜摘果しましょう。

・収穫
6月上旬頃に収穫します。
白実種は赤実種に比べて熟したことが分かりにくいので、注意しましょう。
白実種のほうが赤実種より若干成熟が遅いです。

>>ユスラウメの苗を見てみる


ユスラウメの育て方 鉢植え|栽培は摘果でおいしい実を

$
0
0

yusuraumeA.jpg
ユスラウメのかわいい実


ユスラウメは細い枝に鈴なりにつく実が愛らしく、
江戸時代から盆栽などで親しまれてきました。

ユスラウメには薄紅色の花が咲き赤い実がなる
「赤実種」と、白い花が咲き白い実がつく「白実種」がありますが、
赤、白両色の根元寄せで植えるのもキレイですね。


[ユスラウメ 鉢植え育て方]

植え付け時期場所

植え付け管理
3月に、5~10号鉢に水はけの良い用土で植え付けます。
赤玉土(小)6:腐葉土3:川砂1の割合で、
混合した用土がよいでしょう。

根を広げるようにして植え付け、
20~30cmの高さで切り詰めます。

1年おきに植え替えます。


yusuraumeB.jpg
ユスラウメ、花も楽しみ


仕立て方剪定から収穫まで

・仕立て方
模様木風か、スタンダード仕立てがよいでしょう。
ユスラウメの枝は曲げやすいので、
6月~7月に針金をかければ、
様々な樹形にすることができます。

・剪定
12月~1月に行います。
小枝を間引き、日当たりと風通しがよくなるようにします。

・水やり
ユスラウメは過湿を嫌うので、乾燥気味に管理します。

・施肥
植え付け1ヵ月後と、1月~2月、8月下旬~9月上旬に、
それぞれ玉肥を3~4個、鉢の縁に埋め込んであげます。

摘蕾摘果
鉢全体で20~30果を目安にします。

・収穫
6月上旬頃、実につやが出てきたら収穫しましょう。

ユスラウメの皮は薄く、果肉はやわらかいので、
果実をつぶさないように気をつけます。
すぐに傷んでしまうので、
収穫後は早めに食べるか、加工します。

赤実種でジャムを作ると鮮やかな赤に、
果実酒を作るとピンク色になり、
たいへんおいしく美しいのでお勧めです。

>>楽天市場でユスラウメの苗を見てみる

ヤマモモの育て方 庭植え|2本植えで、交互に収穫!

$
0
0

yamamomo1.jpg
ヤマモモの愛らしい実


ヤマモモは、千葉県以西の太平洋側の山地に自生していて、
樹姿がよいため、庭木や街路樹などによく植えられています。

寒さには比較的弱いですが、暖かい地方なら、
丈夫でやせ地の酸性土壌でもよく育つため、
ほとんど手がかかりません。

雌花を咲かせる樹と、雄花を咲かせる樹があるので、
実を収穫するためには両方の株を混植しなければなりません。

また、ヤマモモは隔年結果が多く、
収穫量が多い年と少ない年が交互になります。

実から育てると果実を付けるまでに15~20年もかかりますが、
接ぎ木苗なら、植え付けから4~5年で収穫できます。


[ヤマモモ 庭植え育て方]

栽培条件品種選び方

・栽培条件
ヤマモモは、根に根粒菌という細菌がついて、
栄養分を供給してくれるため、やせた土壌でもよく育ちます。

耐寒性はやや弱く、平均気温15度ほどの、
比較的暖かい気候が適しているため、
栽培適地は千葉県以西の太平洋側の暖地です。

・品種選び
ヤマモモには20種類以上の品種がありますが、
実の大きい「森口」「瑞光」が一般的です。


yamamomo2.jpg
ヤマモモの花


植え付け時期場所

・植え付け
3月下旬~4月上旬に植え付けます。
ヤマモモの根はとても傷みやすいので、
根鉢はできるだけ崩さないように注意して植え付けます。

植え付けたら、1/3ほど切り詰め、水をたっぷりと与えます。

植え付け場所
ヤマモモは寒さに比較的弱いので、
冬でもあまり冷たい風の当たらない、
日当たりのよい場所に植えつけましょう。


仕立て方剪定から収穫まで

・仕立て方
樹勢が強く、高木になるので、
2.5mくらいで高さを抑えて、
枝を横に広げる開心自然形仕立てがよいでしょう。

・剪定
剪定は1月~3月に行います。

主枝は2~3本にして軽く切り詰めます。
混み合った部分は、下向きの枝や徒長枝などを、
付け根から切り落とす間引き剪定をします。

樹高が2.5mほどになったら芯を止め、
側枝も切り詰めずに更新剪定で、
樹形を維持していきましょう。

・施肥
根についた根粒菌が栄養分を補給してくれるので、
施肥は特に必要ありません。

摘蕾摘果
ヤマモモは、実が大変多くつくので、摘果は無理です。
実つきの多い年(表年)は、実のついた枝ごと切り落とし、
株の消耗をできるだけ抑えましょう。

・収穫
果皮の色が暗赤色になって落ちるので、すぐに拾い集めます。
ネットを敷いておいて、木をゆすって実を落としてもよいでしょう。

>>ヤマモモの苗を見てみる

ヤマモモを早く収穫する方法

$
0
0

yamamomo (2).jpg
ヤマモモは生育が旺盛です


ヤマモモは、日本や中国が原産の常緑高木です。
関東地方よりも西の地域で自生しています。

樹勢が強く、放置しておくと巨木になってしまいます。
枝を広げていく開心自然形仕立てで、樹形を整えます。

ヤマモモは根に窒素を固定させる根粒菌がつくので、
肥料成分中で窒素分は控えめにします。

ヤマモモの実は、深い赤色になると自然落果します。
株元のネットを敷いて、木をゆすると効率よく収穫できます。


■ヤマモモを早く収穫する方法

1.ヤマモモの苗の選び方
ヤマモモの苗は実生苗かつぎ木苗がよく店頭に並びます。
実生苗を購入すると、花が咲き実がつくまで15~20年もかかってしまいます。

また実生苗を育てると大きい木になり、管理が大変になります。
苗を入手する時はつぎ木苗を選ぶようにしましょう。

実生苗とつぎ木苗の違いは、株元を確認するとわかります。
もしわかりにくい時は、お店の人に確認をします。
つぎ木苗を育てると5年ぐらいで実がなります。

2.雌株と雄株
ヤマモモは果実がつく雌株と花粉がでる雄株の2種類があります。
理想は雌株と雄株を同時に栽培します。

難しい場合は開花してから雄株を雌株に高つぎしていきます。

3.ヤマモモの人工授粉
ヤマモモの花は4月下旬~5月上旬に花が咲きます。
雄株が近くにあるときは、特に問題ありません。

しかしない時は近くのヤマモモの木から花粉をとって受粉する必要があります。
「森口」や「瑞光」は果実がつきやすいので、おすすめの品種です。

■参考
・ヤマモモの育て方 庭植え|2本植えで、交互に収穫!
・ヤマモモの育て方 鉢植え|適切な摘果と栽培で毎年収穫

ヤマモモの育て方 鉢植え|適切な摘果と栽培で毎年収穫

$
0
0

yamamomoA.jpg
ヤマモモの結実


ヤマモモは、名前に"モモ"がつきますが、
ヤマモモはヤマモモ科、モモはバラ科で、
この2つは全くの別植物です。
よく見ると果実の形が全然違いますよね。

ヤマモモの果実は甘酸っぱく、生で食べるほかに、
ジャムや果実酒などに利用されています。

ヤマモモには雌木と雄木があるので、2本植える必要があります。
開花期には、受粉しやすいように軒下に移動するか、
雨よけをするとよいでしょう。


[ヤマモモ 鉢植え育て方]

植え付け時期場所

植え付け管理
3月~4月に、水はけの良い用土に植え付けます。
赤玉土(小)6:腐葉土3:川砂1の割合で混合した用土か、
市販の培養土が良いでしょう。
植え付けたら、鉢の高さと同じ高さで切り詰めます。

ヤマモモは生育が旺盛なので、毎年植え替えましょう。


yamamomoC.jpg
ヤマモモの果実酒は美味


仕立て方剪定から収穫まで

仕立て方剪定
剪定は、2月~3月上旬に行います。
主幹と側枝2本を残して先端を切り詰めます。

7月頃に針金をかけて枝を広げ、樹形をつくります。

摘蕾摘果
ヤマモモは、隔年結果になりやすい果樹ですが、
1枝に2果を目安に早めに摘果し、
株全体で10果くらいにすると株が消耗せず、
毎年収穫できるようになります。

・水やり
土の表面が乾いたら、水をたっぷりと与えて、
水切れを起こさないようにします。

・施肥
植え付けてから1ヵ月後と、毎年3月に、
玉肥3個を鉢の縁に埋め込んであげましょう。

>>ヤマモモの苗を見てみる

ヤマモモの肥料は?

$
0
0

yamamomo (1).jpg
おいしい実をつけたいです


ヤマモモは雌木品種です。
確実に受粉させるには、雄木も一緒に入手して一緒に栽培します。

ヤマモモは剪定をしないで放置しておくと、隔年結果になります。
しかし実の数が大変多いので、摘果はむずかしくなります。
実つきのよい年に実がついた枝ごと切り落とし、減らしていきます。

実の色が緑色から暗紫色に変化すると成熟したサインです。
収穫した果実は生で食べたり、ジャムや焼酎漬けに加工して利用します。

病気や害虫に強い果樹です。
やせた土地でも生長するので、育てやすい果樹として人気が高いです。


■ヤマモモの肥料は?

1.ヤマモモの施肥は大切
ヤマモモは根粒菌に光合成で作った栄養分を与えます。
そして根粒菌からは空気中から取り込んだ窒素をもらっています。
つまり「共生」の間柄です。

このような理由から通常では育ちにくいやせ地でも、
ヤマモモは栽培が可能になっています。

そのため積極的に肥料を施す必要はありません。
しかしおいしい実をつけたり、
生長を促すためには肥料は重要になります。

2.肥料の与え方
若い木のうちは、堆肥3kgぐらいとリン酸の多い化成肥料50gほどを混ぜます。
元肥は12月、追肥は3月、お礼肥として8月に与えます。
根粒菌がいるため、窒素分は控えめにします。

成木になったら、骨粉や油粕など有機質肥料を主体に施すと、
安定した実を収穫できる確率が高くなります。

鉢植え栽培の場合は、3月に玉肥を4個ほど鉢のふちに押し込むように与えます。

■参考
・ヤマモモの育て方 庭植え|2本植えで、交互に収穫!
・ヤマモモの育て方 鉢植え|適切な摘果と栽培で毎年収穫

ビワの育て方 庭植え|剪定と摘果でよい実を栽培

$
0
0

biwaA.jpg
ビワの結実


biwa2.jpg
ビワの花


ビワは江戸時代に中国から渡来してきた果樹で、
日本各地で育てられ、親しまれてきました。

丈夫で育てやすいのが特徴で、種から栽培しても、
10年もたたないうちに大木に育ち、
毎年たわわに実をつけてくれています。
剪定を工夫して、小さめに育てると管理しやすいです。

東北南部や新潟県でも実をつけますが、
温暖な気候を好むため、よい果実を作るためには、
房総半島以西の太平洋岸の暖地が栽培適地です。


[ビワ 庭植え育て方]

栽培条件品種選び方

・栽培条件
11月~2月に開花しますが、
つぼみや花、幼果は低温に弱く、
-5℃以下になる地方では防寒対策が必要になります。

・品種選び
暖地で栽培する場合はどの品種でもよく育ちますが、
冬にやや気温の低い地域では、晩生の「田中」が適しています。


biwa3.jpg
ビワでフルーツゼリーを


植え付け時期場所

・植え付け
6月、9月~10月、3月下旬に植え付けができますが、
一般的に3月下旬が最も適期です。

幹が太く、節間が短く詰まっていて、
葉が大きな苗を選びましょう。
株元や根にコブのできる、
ガンシュ病に感染していることがあるので、
よくチェックしてから購入します。

直径50cm、深さ50cmの穴を掘り、
堀り上げた土の半量に腐葉土、油かすを混ぜて埋め戻し、
その上に何も混ぜていない土を埋め戻してから植えつけます。

根鉢は1/3ほど崩し、弱った根などを取ってから植えつけます。
あまり深植えにならないように注意します。

植えつけた後は、不要な枝は付け根から切り取り、
水をたっぷりと与えます。
その後は、ひどい乾燥が続かない限り、
水やりの必要はありません。

苗木を植えつけてから実をつけるようになるまで、
苗木や品種によりますが、2~5年かかります。

植え付け場所
弱酸性で、水はけのよい土壌を好みます。
また、花や幼果は低温に弱いため、
冬でも暖かい陽だまりができる場所が最適です。


仕立て方剪定から収穫まで

・仕立て方
ビワの果実は、枝先になるため、
すべての枝先を選定することができず、
どうしても樹形が大きく広がりがちです。

そのため、2~3本の主枝を横に寝かせて誘引して低樹高にした、
「開心自然形仕立て」がよいでしょう。

・剪定
ビワの剪定は、つぼみが大きくなる前の9月上旬~中旬に行います。

植え付け翌年に、主枝となる2本を残して他の枝は切ります。
主枝は下に誘引して、横に寝かせます。

2~3年目は、日当たりがよくなるように、
混みあう枝を間引く程度にします。
枝の先端部は切り返しません。

4~5年目以降は、数年実をつけた枝は、
充実させたい枝の上で切り詰め、
新しい勢いのよい枝に更新します。

主枝は数年ごとに更新するため、
主幹近くの新梢は、主枝の予備枝として残しておきます。

・施肥
3月と9月に、株の周囲に混合肥料を施します。

摘蕾摘果
1つの花房に100個も花がつきます。
すべての花を結実させると、実が小さくなり、
また樹も弱ってしまうため、摘蕾を行います。

開花直前に、花の数の多い枝や勢いの弱い枝の花房を切り取り、
花房の数を1/2~1/3程度まで減らします。

さらに開花後の12月頃、摘果を行います。
1花房に5~6段ある果房を、2~3段を残して取り去ります。

幼果が大きくなり始める4月上旬になったら、
葉25枚に1果程度になるように、
1果房あたり2~4果を残して摘果します。

・袋かけ
カミキリムシの被害が心配なら、袋かけをします。
袋かけは4月下旬~5月上旬に行います。
「田中」などの大果品種は1果ごとに、
「茂木」などの小果品種は果房ごとに袋をかけます。

・収穫
オレンジ色が濃くなり、
果実がやわらかくなったものから順次収穫します。

>>ビワの育て方 鉢植えはこちら

>>ビワの苗を見てみる

ビワの育て方 鉢植え|摘蕾と摘果で甘い実に栽培

$
0
0

biwa1.jpg
ビワの季節が楽しみ


ビワは丈夫で、日本各地で育てられますが、
冬に咲く花や幼果は寒さに弱いため、
関東南部以北ではよい実がなりません。
鉢植えは凍害を避けるのに有効です。

ビワの花は多く咲きすぎるので、
早めに実の数を制限することが、
甘い実を作る秘訣です。


[ビワ 鉢植え育て方]

植え付け時期場所

植え付け管理
3月下旬~4月中旬に、水はけの良い用土に植え付け、
30~50cmの高さで剪定します。
根が落ち着くまで、水を十分に与えながら日陰で管理します。
根付いたら日当たりの良い場所に移し、冬は室内で管理します。

収穫できるようになったら、1年おきに植え替えます。
植え替え時には、根鉢を1/3ほど崩し、
腐った根などを切って植え替えます。


biwaokasi.jpg
新鮮なビワで、ケーキ作り


仕立て方剪定から収穫まで

・仕立て方
模様木風や、スタンダード仕立てがよいでしょう。

・剪定
植え付け後、2年目までは、
1月~2月に3~4本出た枝を横に誘引します。
あまり枝を作らずに仕立てるのがポイントです。

3年目以降は、9月に剪定します。
この時期になると、新梢の先につぼみが確認できるので、
つぼみのある中心枝を残して、
副梢は1本を残して元から切り落とします。
また、混み合った枝も間引きます。

・水やり
土の表面が乾燥したら、たっぷりと水を与えます。
ビワはどちらかというと乾燥を好むので、
過湿にならないよう注意します。

・施肥
3月と7月下旬~8月中旬に、固形の有機質肥料を4~5粒ずつ、
鉢の縁に埋めてあげます。

摘蕾摘果
ビワは花が多すぎるので、
芽かきや摘房、摘蕾、摘果で実数を制限します。
最終的に1果房に3果くらいにします。

>>ビワの育て方 庭植えはこちら

>>ビワの苗を見てみる


ビワ 小さく育てるには?

$
0
0

biwa011.jpg
ビワの木は、どんどん大きくなりますが


■ビワ 小さく育てるには?

ビワ(枇杷)は、放っておくと大木になる樹木です。

しかし、ビワを一気に希望する高さまで強く切ってしまうと、
今まで暗かった場所に強い陽射しが当たることになります。

また、太い枝や幹をいきなり強く切ってしまうショックもあるので、
株に大きなストレスを与えてしまうことになります。

一気に樹高を低くするのはおすすめできませんので、
何回かの剪定で徐々に樹高を低くしていきましょう。

ビワの鉢植えは、実を収穫後の6月頃に植えかえしつつ剪定し、
庭植えは、花芽ができる前の9月に剪定します。

・1回目の剪定
抑えたい高さのあたりにある枝の中で、
今後主枝として育てる枝を2本選びます。

選んだ枝を仮主枝としておき、仮主枝のすぐ上にある枝と、
さらにその上にある枝、2節分の枝を切り落とします。

・2回目の剪定
前年に切った枝のすぐ上と、
さらに上にある枝を切り落とします。

これで、仮主枝と主幹の頂点との間に隙間ができ、
株の中心にも日がだんだんと当たるようになります。


biwa-sente012-thumbnail2.jpg
紐などを使って誘引します


・3回目の剪定
主幹を、仮主枝のすぐ上のところで切ります。
主幹を切ることで、希望の樹高にまで下がったはずです。

仮主枝を地面と水平か、
それよりやや下向きになるように紐などを使って誘引します。

その後は、半円形に仕立てた場合と同じように、
主枝の先端や主枝自体を数年ごとに更新しながら育てていきます。

この剪定方法で樹高を低くすることにより、
株への負担を減らすことができ、
また毎年実をつけさせることも可能になります。

それまで放置していた時には、実がなりすぎてしまい、
1個1個の実が小さくなってしなっていた場合にも、
枝数を減らしていくことで1個の実に流れる養分が増やすことができます。

◎癒合剤を塗る
すでに株が立派に育った後での強い剪定となるので、
枝や主幹を切った後には、必ず癒合剤を塗っておきましょう。

癒合剤は木にとってのかさぶたのようなものです。
雑菌が入るのを防ぎ、切り口が塞がるのを促してくれます。

■参考
・ビワの育て方 庭植え|剪定と摘果でよい実を栽培
・ビワの育て方 鉢植え|摘蕾と摘果で甘い実に栽培
・ビワの木につきやすい害虫は?
・ビワの木がかかりやすい病気は?

ビワの木がかかりやすい病気は?

$
0
0

biwa (1).jpg
ビワ、木の状態をときどきチェックします

ビワというと「大昔からある果物」というイメージがあります。
実際、3千年も昔から果物というよりは、
万病を治す薬効を持つ植物として重宝されていました。

日本でも奈良時代からビワの葉は薬として利用されていたといいます。
ビワの葉には、ブドウ糖、果糖、アミグダリン、ビタミンBが多く含まれます。
現在でもガンや慢性の病気に効果があるとして注目を集めています。


■ビワの木がかかりやすい病気は?

ビワは、実よりは樹木が病気にかかりやすいといわれています。

1.がんしゅ病(ビワ 癌腫病)
主に、葉、果実、枝幹、新梢、樹皮、主根に発病します。

◎症状 
・幹
季節に関係なく、樹木の枝や幹に、
豆粒からバレーボール大のコブができます。
表面はザラザラしていて褐色です。

このコブが多くなると生育が妨げられ、枯れてしまう場合もあります。

・葉
病斑内に黒点粒を生じていない、大型の黄色ぼかし斑を生じます。

・果実
腐っているわけではなく、部分的に黒褐色の円形のかいよう(へこみ)になり、
その後、破れる場合があります。

・芽
芽枯れを起こしてしまいます。

◎原因
細菌性の病気です。

◎対策
・こぶができてしまった枝は切り取ります。
切り口には融合剤を塗り切り口からの感染を防ぎましょう。
伝染する病気ですので切り取った枝はすぐに別の場所に移します。
・樹木に傷をつけないようにします。
・菌の発育適温は25~26℃となります。
梅雨時や9月が枝や幹で発病しやすい時期ですので注意しましょう。
・ナシヒメシンクイやカマキリムシなどの防除を行います。

biwa (2).jpg
良い実をならせましょう


2.ごま色斑点病
主に葉や新梢、新葉に発症します。
◎症状
葉に小さな斑点を多数生じます。
やがて病斑の周辺がぼやけた紫から赤色になってきます。

目立つ病斑ですので気が付きやすいです。
病状が進行すると落葉が激しくなり葉がなくなってしまう場合があります。

◎原因
カビ(糸状菌)

◎対策
・カビは適度な温度と湿度があると瞬く間に広がるので、
葉が乾きやすい通気性の環境を作ります。
・症状を発見したら、その部分はただちに取り除きましょう。早期発見が大切です。
・梅雨など発病しやすい時期は殺菌剤を定期的に散布することで予防できます。

■参考
・ビワの育て方 庭植え|剪定と摘果でよい実を栽培
・ビワの育て方 鉢植え|摘蕾と摘果で甘い実に栽培
・ビワの木につきやすい害虫は?

ビワの木につきやすい害虫は?

$
0
0

aodogane.jpg
アオドウガネ


ビワ(枇杷)は、3千年も昔から、
魔法の木として人々に親しまれてきました。

ビワの葉をあぶって、すりつぶしたものは、
万病を治す薬とされていました。

ブドウ糖、果糖、タンニン、ビタミンなども豊富に含まれ、
カゼで咳が止まらないときや、熱があるときに、
食べると効果があるといわれています。

葉っぱを入浴剤にするとお肌にも効果的です。
実から葉まであますところなく活用できるのも嬉しいです。


kamemusi.jpg
カメムシ


■ビワの木につきやすい害虫は?

・アオドウガネ
カナブンともいわれています。
成虫はさまざまな植物の葉を食害します。
幼虫は地中で根を食べて成長していきます。

・ワタアブラムシ
葉の裏に寄生します。
葉から汁を吸って成長します。

少量の発生ですと問題ありませんが、
大量発生をすると被害が大きくなりますので、
大量に発生した場合は農薬を利用します。

・カメムシ(チャバネアオカメムシ・クサギカメムシ・ツヤアオカメムシ)
針状のするどい口で、果汁を吸います。
吸われた実はその部分の水分が減りスポンジ状になってしまいます。

袋がけをして防ぐ方法がありますが、カメムシの口はするどく、
袋越しに口を差し込んでくるため、効果が薄い場合があります。

大量発生したときには農薬の散布となります。

・モモチョッキリゾウムシ
4月頃の袋がけ前の実に卵を生みつけます。
卵を生みつけられた実は落果しやすくなります。

卵を生みつけられる前に袋をかけてしまえば、
被害を防ぐことができます。

・モンクロシャチホコ
ビワの新芽、実などを食べます。
成葉を食害し、主脈だけを残します。

実が被害にあうと収穫ができなくなることもありますので要注意です。
早期発見が大切ですので、定期的にチェックをするようにしましょう。

・セミ(ニイニイゼミ・クマゼミ)
夏場に幹から樹液を出しているものがあれば、セミの可能性があります。


■害虫対策のポイント

・早期発見が大切ですので、定期的にチェックしましょう
・大量発生してしまった場合は農薬が効果的です
・地中に潜む害虫もいますので、早期に駆除しましょう

■参考
・ビワの育て方 庭植え|剪定と摘果でよい実を栽培
・ビワの育て方 鉢植え|摘蕾と摘果で甘い実に栽培

ウメの育て方 庭植え|自家受粉品種で栽培を楽に

$
0
0

umeame300.jpg


ウメ(梅)は厳しい寒さに耐え、
いち早く花を咲かせて春の訪れを告げることから、
「百花の魁(さきがけ)」とよばれ、
多くの人々に古来から愛されてきました。

奈良時代以前は、「お花見」といえば、
サクラではなくウメだったそうです。
今でも、湯島天神や隅田公園など、
ウメの名所があちこちにあります。

ウメは花を愛でるだけでなく、実は梅干に加工され、
私たちの生活になくてはならないものになっています。
寒さに強く、栽培はそれほど難しくないため、初心者にもお勧めです。 


umehana300.jpg
ウメは花も楽しめます


[ウメ 庭植え育て方]

栽培条件品種選び方

・栽培条件
日当たりが良く、通気性と水はけの良い、肥沃な土壌を好みます。
日陰で湿気が多い場所では、徒長枝が多くなり、
花芽もつきにくくなるので避けます。

冬暖かい地方では実つきが悪くなりますが、
全国で育てることができます。

・品種選び
ウメは、同じ品種の花粉では受精しないものが多いので、
自家受粉する品種を選ぶと管理がたいへん楽です。
自家受粉する品種には、甲州最小竜峡小梅花香実などがあります。

自家受粉しにくい品種では、
相性の良い別の品種のウメを混植する必要があります。

梅干用梅で名高い南高や豊後は、自家受粉しにくい品種です。


植え付け時期場所

・植え付け
ウメの苗は冬に出回るので、購入したらすぐに植えつけましょう。
一般的に1月~2月が適期ですが、寒冷地は2月~3月に植え付けます。 

接ぎ木部分がしっかりとしていて、
丈夫そうな苗を選ぶことがポイントです。

・植え付け場所
ウメは、品種にもよりますが、
剪定をしないでいると樹高が6~10mにもなります。
ある程度の広さのある場所に植えつけましょう。

日当たりが良く、水はけの良い場所が適しています。


ume08.jpg
ウメの実の熟していく色も美しいです


仕立て方剪定から収穫まで

・仕立て方
主幹の長さを60~90cmとして、主幹から出ている主枝を2~4本に立てる、
樹形の開心自然形仕立てが最も一般的な仕立て方です。 

ある程度の広さを必要とします。

主幹形仕立ては、主枝から出る強い側枝を剪定しますが、
主枝の処理が悪いとどんどん上へ伸びていってしまうので、注意します。

・剪定
ウメの剪定は、夏季(6月~7月)と冬季(12月~1月)に行います。

夏季の剪定では、木の内側の徒長枝を間引いたり、
混みあっている部分の枝を根元から切って、
日当たりと風通しを良くします。

冬季の剪定では、混みあった部分の枝を切り、
新梢は先端を1/3程度切り返すと、短果枝ができて、
実を多くつけるようになります。
>>ウメの木の剪定方法

・施肥
元肥として、植え付け時に有機質肥料や堆肥をすき込んでおきます。

その後は、花が終わった後の3月~4月と、収穫後の7月~8月に、
遅効性の化成肥料や有機質肥料を追肥として与えます。

10月になったら、株から50cmほど離れたところに、
堆肥や有機質肥料をすき込みます。 

・受粉
ウメには、自家受粉する品種と、自家受粉しにくい品種があります。
南高や豊後、白加賀など、自家受粉しにくい品種の場合は、
相性の良い他品種を混植します。

花と花を直接つけて受粉する、人工授粉を行うと、確実に受粉します。

・適蕾と適果
結実数が多すぎると実が大きくならないため、
余分な果実を摘果します。

4月までにある程度の数が生理落果する(自然に落ちる)ため、
それが終わった4月下旬~5月上旬頃に摘果します。

5~10cm間隔に1果を目安に摘果します。 
傷があったり、病虫害の影響があるもの、形の悪いものを除き、
できるだけ大きな実を残すようにします。

小梅の場合は摘果する必要はほとんどありません。

・収穫
6月中旬~下旬が収穫期です。
利用目的に応じて、収穫期を調整します。

梅酒用にはまだ硬く青い段階で収穫し、
梅干用には黄色く色づき始めたものを収穫します。

>>ウメの苗を見てみる

ウメの育て方 鉢植え|仕立て方で高収穫に栽培

$
0
0

umetate300.jpg


ウメは古来からサクラと並んで、
早春を告げる花として、日本人に親しまれてきました。

梅干などに利用できる実ウメが人気ですが、
実ウメの中にも花が美しい品種も多いです。

ウメには、自家受粉できる品種と、
自家受粉しにくい品種があります。
スペースの都合上、庭に2品種植えられない場合は、
花粉の多い甲州最小や竜峡小梅などの小梅型を、
鉢植えにして、受粉樹にすることもできます。


ryoukyou1.jpg
竜峡小梅(リュウキョウコウメ)の花


ryoukyou2.jpg
竜峡小梅は小粒ですが味が良いですね


[ウメ 鉢植え育て方]

植え付け時期場所

・植え付けと管理
ウメの植え付けは、12月~3月に行います。
6号鉢に赤玉土6:腐葉土3:川砂1の割合で混合した土を入れ、
太根を切った苗木を、角度をつけて植え付け、
鉢の倍の高さで切り戻します。

実が生るようになったら、
1年おきに古い根を切り落として植え替えます。
古木になったら、植え替えは3年に1回程度にしてかまいません。


仕立て方剪定から収穫まで

・仕立て方
模様木風仕立てにするのが一般的です。
苗木を斜めに植え付け、鉢の倍の高さで切り戻します。
主幹は内芽、外芽と交互に切っていきます。
根が張って株がしっかりするまでは、花を咲かせずに生長を促します。

6~7月の生長期に、新梢に針金をかけると、
枝振りをコントロールできます。
樹勢が強すぎて、徒長枝がたくさん出るときは、
5月中旬ごろに矮化剤をかけて生長を調整します。


ume111.jpg
ピンク色のウメもかわいらしいです


・剪定
ウメは、剪定しないで長い枝をそのままにしていると、
間のびした樹形になり花付きも悪くなります。

模様木風仕立てにするには、11月~12月に、
主幹の延びた部分を半分に切り戻し、
側枝は左右にバランスよく出るように残し、
不要な枝は付け根で切ります。

鉢の高さの2.5~3倍まで伸びたら、
芯を止め、実の収穫は10果を目安にします。
徒長枝や立ち枝は付け根から落とし、伸ばす枝は切り戻して短果枝をつけさせます。

・水やり
土の表面が乾いたら、たっぷり水を与えます。
特に4月~6月に水切れを起こすと、蕾が落ちる原因になります。

・施肥
植え付け1ヵ月後と、毎年2月、4月、9月の年に3回、
玉肥を3~5個、鉢の縁に埋めてあげましょう。

>>ウメの苗を見てみる

ウメの実がならない理由は?

$
0
0

umenomix-min.jpg
ウメの実りは嬉しいですね


ウメ(梅)の実は梅干しにしたり、ウメシロップにしたり、
リキュールにしたりと、いろいろと活用範囲が広いですね。

家庭で育てると、農薬などの心配もなく、安心して利用できます。
育てやすく、花も実も楽しめるので、ぜひ育ててみたい果樹です。


■ウメの実がならない理由は?

早春の花を楽しんだ後は、さわやかな香りの果実が楽しみです。
でも、花があまり咲かなかったり、
ウメの実がなかなかつかないこともあります。

また、せっかく実が付いても、
収穫の前に木から落ちてしまうこともあります。
ウメの実が上手くならない理由はなんでしょう?

1.剪定の方法を間違えている
ウメの木は新梢の伸びる勢いが強く、
剪定を行わないと枝が混み合って風通しが悪くなり、
病害虫の発生の原因となります。

しかし、剪定の時期を間違えると、
余計に新梢が伸びる原因となり、花芽が付きにくくなります。

ウメの花芽が付く時期は7月~8月です。
花芽が付くのを確認し、花芽を切り落とさないように剪定すると、
次の年に花がたくさん咲き、実付きが良くなります。

2.冬に乾燥させ過ぎた
ウメの木を鉢植えで育てているときによく起こる現象です。

冬の寒さから守るため、
鉢を室内に取り込むと、土壌が乾燥しすぎてしまいます。

暖房で乾いた室内では、土に水を与えるだけでは水分不足となり、
蕾が落ちる原因になります。

暖房のきいた室内に置いているときは、土壌にたっぷりと水をやり、
日中には幹や枝に霧吹きをかけて充分に水分を与えます。


ume21.jpg
ウメは授粉樹があったほうがよく実ります


3.授粉木がない
ウメはほとんどが自家不結実性で、
一本植えているだけでは受粉することができず、
実がならない原因になります。

自家結実しやすい木も中にはありますが、
それでもやはり2本ずつ植える方が実の付きは良くなります。

受粉のために植える木は、同じ品種である必要はありません。
しかし、開花時期が同じものでないと、
受粉することが難しく、効果的ではありません。

また、同じ時期に花をつける品種でも、
周囲にあまり虫がいない環境であったり、
室内で育てている場合は受粉ができません。

このような場合は、自家受粉を行うと確実に受粉できます。

4.樹勢が強すぎる弱すぎる
葉の数が少なかったり、葉の色が悪いときは、
栄養不足によって樹勢が弱くなっている可能性があります。

樹勢が弱いと、実の付きにむらが出てきます。
樹勢が弱い時は、摘果してならす実を少なくし、肥料を多めに与えます。

冬剪定を強めにすると翌年の新梢の伸びが良くなります。
また、夏に水やりを多くすると樹勢が強くなり、
新梢ばかりが伸びて、実の付きが悪くなる原因となります。


ume-sentei-min.jpg
剪定したウメの木


5.栄養が不足している
5月~7月の時期に開花時から幼果結実期に、
悪天候続き日照不足になると、果実が栄養不足になってしまいます。

また、窒素成分が不足すると、
少ない栄養分を枝と幼果で取り合うことになります。

結果的に幼果に送られる栄養分が不足してしまいます。
栄養不足になった実は落果してしまいます。

■参考
・ウメの育て方 庭植え|自家受粉品種で栽培を楽に
・ウメの育て方 鉢植え|仕立て方で高収穫に栽培
・ウメの木の剪定方法

ウメの木の剪定方法

$
0
0

ume.jpg
ウメは、上手に剪定すると花も実も楽しめます


ウメ(梅)はとても芽をふく力が強い樹木です。
ですので本来は1年のどの季節に枝を切っても、新しく芽が伸びてきます。

ただし、適切な時期に適切な剪定を行わないと、
花芽を誤って切り落としてしまったり、
花芽のつきにくい枝ばかり残すことになるので注意が必要です。

ウメの実を多く実らせるのに、剪定は大切な作業です。

剪定の適期は2つあり、1つは7月頃の夏剪定。
もう1つは落葉中の12月~1月に行う冬剪定です。 

剪定と聞くと難しそうに思うかもしれませんが、
ポイントをしっかりと押さえれば、さほど難しいことはありません。

何年か剪定を繰り返して経験することで理解も深まりますので、
一度失敗したからといって諦めないようにしましょう。


[ウメの木の剪定方法]


■ウメの木 夏剪定

ウメの花芽分化は7月下旬~8月といわれています。
その花芽分化の前に、剪定を行うことで、
花芽ごと落としてしまうのを防ぎます。

また、梅雨や夏の高温多湿の環境の中、
枝が混みあっている場所があると、蒸れて枯れこんだり、
病害虫の原因になることがあります。

枝が混みあっている場所は間引き剪定を行い、
風通しと日当たりをよくしておきましょう。

どの枝でも切って良いというわけではないので、
切る枝を厳選して、無駄に切らないようにしましょう。


夏剪定で切る枝には、いくつか種類があります。


totyoeda.jpg
1. 徒長枝
上を向いて勢いよく伸びる枝です。
ウメはこの徒長枝には花芽をつけにくい上、
枝を伸ばすことに力を使ってしまうので根元から切り落とします。


hikobae1.jpg
2. 株元から伸びている枝
木の株元から伸びてくる枝(ヒコバエ)は、
不要な養分を奪って株を消耗させてしまう怖れがあります。
不要な枝ですので、根元から切っておきましょう。


kurumaeda.jpg
3. 枝が混みあっている場所
枝が混みあっている枝(車枝)は、葉が茂っている春から秋に、
株の中心に日がうまく当たらなくなってしまうことがあります。

風通しも悪くなるので、不要な枝を根元から切ってすっきりさせましょう。
交差している枝、内側に向かって伸びている枝は、
そのまま伸ばしていると枝が混む原因になるので根元から切りましょう。

それでもまだ枝が混んでいる場合は、
細く弱い枝などを間引き剪定し、風通しをよくしておきます。

4. 枯れた枝
もし枯れたようになった枝や、
病害虫にすでに侵されている枝があったら切っておきましょう。


■ウメの木 冬剪定

冬の剪定は、ウメの剪定でもメインの剪定になります。
この時期に適した剪定をすると、結実も良くなります。

落葉期の冬季に行うことで、葉芽や花芽の区別がつきやすく、
樹形を見ながら剪定できるので、好みの樹形に仕立てやすくなります。

冬剪定で切る必要のある枝です。

1. 徒長枝
夏剪定では根元から切るだけですが、
不要な徒長枝と残す徒長枝がある場合、切る場所が異なります。

不要な徒長枝の場合は、夏剪定と同じように根元から切ります。
徒長枝であっても、翌年も残しておく場合は、
10芽ほどを残すか、枝の長さの半分ほどに切るようにします。

あまり短く切り戻すと、さらに強い枝が出てしまうので、
切る場所には注意することが大切です。

2. 枯れた枝
枯れている枝や、病害虫に侵されている枝は、切っておきましょう。

3.株元から伸びている枝
株元から伸びてくる細い枝は、
不要な枝ですので根元から切っておきます。


naikoeda.jpg
4.混みあっている枝
夏剪定と同様に、枝が混みあっている場所は、間引き剪定を行います。
交差している枝や株の内側に向かって伸びている枝(内向枝)は、根元から切ります。

5.新しく伸びた枝
春以降に新しく伸びた枝の先を、三分の一ほど軽く切り返します。
切り返すことでまた新しい枝が伸びます。

1か所から何本も新しい枝が伸びている場合は、
勢いのある1本か2本を残し、弱いものを切るようにします。

6.古い枝
花をつけるようになって3年ほど経った枝は、
古枝となってしまい、花付きがだんだん悪くなってきます。

古枝になってからは花付きが良くなることはないので、
根元で切って枝の更新をするようにしましょう。


■剪定位置の見極め方

ウメの枝を切る際、根元から切る場合は良いのですが、
枝の途中で切る場合は、芽の方向に注意する必要があります。

枝をよく見ると、芽には方向があり、
外側(下)を向いているものと、
内側(上)を向いているものがあります。

芽はそれぞれの方向に伸びる性質があるので、
外側を向いている枝は下~横向きに伸び、

内側を向いている枝は上に向かって伸びようとします。
上方向に伸びる枝は、徒長枝になりやすく、
徒長枝は花付きが悪くなりがちなので、
できるだけ外側の芽のすぐ上で切るようにしましょう。 

■参考
・ウメの育て方 庭植え|自家受粉品種で栽培を楽に
・ウメの育て方 鉢植え|仕立て方で高収穫に栽培


ニワウメの育て方 庭植え|鉢植えでも実だくさんに栽培

$
0
0

niwaume.jpg
ニワウメの花


niwaumeA.jpg
ニワウメの実


ニワウメの由来は、
「庭に植える木で、梅に似た花を咲かせる」と、
実際育ててみると、そのままですね。

4月頃、葉が出る前に枝いっぱいに淡い紅色の花を咲かせます。
6月~7月頃、直径1cmほどの球形の赤い実をみのらせ、
新緑とのコントラストが非常に美しいです。


ニワウメ 庭植え育て方

栽培条件品種選び方

栽培条件
ニワウメは丈夫な果樹で、日本全国で栽培できます。

・品種選び
特に品種はありません。


植え付け時期場所

植え付け
11月~3月に植え付けます。

乾燥を嫌うので、夏は敷きワラやバークチップで、
株元を覆うなどマルチングをしましょう。
株元がひどく乾くと生育が悪くなります。

植え付け場所
ニワウメは、土質はあまり選びません。
日陰に植えると花付きが悪くなるので、
日当たりの良い場所を選びましょう。


仕立て方剪定から収穫まで

仕立て方剪定
2月~3月、芽吹く前に混み合った部分の枝を間引き剪定し、
樹の内側まで日の光が入るようにします。

花が咲き終わった後の5月頃、
全体の枝を短く切り詰め、短果枝を出させます。

ニワウメは、地下茎を伸ばして、
株周りの地面から枝を出してきます。
放置していると藪のように茂ってしまいますので、
付け根から切り落とすか、地面を掘りあげて切り取ります。

古株を更新する場合は、このひこばえを利用しましょう。
また、株分けや挿し木でも簡単に増やせます。
不要なら付け根から切り落とすか地面を掘り上げて切り取ります。

施肥
2月に寒肥として、緩効性化成肥料を施します。
元気がないようなら、9月にも緩効性化成肥料を与えましょう。

収穫
ニワウメは、人工授粉しなくても十分に結実します。
6月頃、実が紫紅色になったら、収穫できます。
実は果実種などに利用されます。

また、ニワウメの種や根は生薬になります。
種子を利尿・便秘に効くとされています。
また、根を煎じたものは、歯茎のはれ・痛みにうがい薬として用います。


鉢植え

ニワウメは、鉢植えにしても花が見事で、実もよく結実するので、
観葉植物としてお勧めです。

3月に6~7号鉢に植え付けます。
模様木風に仕立てて、2~3年に一度、植え替えます。

毎年3月に、玉肥を埋め込みます。

パッションフルーツの育て方 庭植え|日照と排水を良く栽培

$
0
0

Passion fruitA.jpg
パッションフルーツの結実


Passion fruitB.jpg
パッションフルーツ=クダモノトケイソウの花


パッションフルーツはブラジル原産のトロピカルフルーツです。
花が、時計の文字盤を連想させるので、「トケイソウ」の名があります。
「トケイソウ」のなかで、果実を食用にするものが「クダモノトケイソウ」で、
その果実をパッションフルーツといいます。

果実はパイナップルとリンゴを混ぜたような風味で、
生食やジュースにするとおいしいです。


パッションフルーツ 庭植え育て方

栽培条件品種選び方

栽培条件
パッションフルーツは熱帯果樹の中では比較的寒さに強く、
よく実がつき、勢いよく育ちます。
関東南部以南の太平洋岸の暖地では、
庭植えで育てられます。

・品種選び
実が紫色っぽいものと黄色っぽいものがあります。
パッションフルーツは自家受粉もしますが、
両種を1株ずつ育てると、受粉しやすくなります。

紫色系のほうがやや寒さに苦手なので、栽培に注意します。

植え付け時期場所

植え付け
種や苗木、挿し木などで植え付けます。

植え付け場所
日当たりの良い場所で、水はけの良い土に植え付けます。

冬は霜よけが必要です。
寒さで落葉しても、根が傷んでいなければ春には新芽が出てくるので、
マルチングをして春を待ちます。


仕立て方剪定から収穫まで

仕立て方剪定
パッションフルーツはつる性なので、
フェンスや棚につるを這わせます。

棚仕立ての場合は、棚の高さまで届いたら、
摘芯をして枝をバランスよく誘引していきます。
収穫後には切り戻して、結果母枝を出させるようにします。

フェンス仕立てならば、暑い夏の日陰作りにも役立ちます。

日当たりが良いと実つきが良くなるため、蕾ができてからも、
できるだけ直射日光を蕾にあてるように誘引します。

施肥
2月と8月に緩効性化成肥料を施します。
パッションフルーツは多肥を好むので、
葉色が悪いときは、液肥も追肥します。

収穫
開花から50日くらいが収穫の目安です。
皮にしわが寄ったら、熟しすぎです。

収穫したら、中身をスプーンなどですくって食べましょう。

>>パッションフルーツ 鉢植えはこちらです

>>パッションフルーツの苗をみてみる

パッションフルーツ 鉢植え|株の寿命は7年、更新して栽培

$
0
0

passyonn300.jpg
パッションフルーツの実


Passion fruit.jpg
パッションフルーツ、いただきます!


パッションフルーツ(Passion fruit)は、
花が時計の文字盤に似ていることから、
「トケイソウ」とも呼ばれます。
西洋では、この花を十字架にかけられたキリストに見立てて、
「パッション(受難)フルーツ」という名がつけられました。

パッションフルーツの果実は、柔らかな果肉の中に多くの種と、
それを包むゼリー状の仮種皮と呼ばれる部分がありますが、
食用にするのは主にこのゼリー状の部分です。

生でそのまま食べたり、ジュースに加工したり、
お菓子や料理の香り付けにも利用されます。


パッションフルーツ 鉢植え育て方

植え付け時期場所

植え付け管理
パッションフルーツの苗は、水はけの良い用土に、浅植えにします。
用土は、赤玉土(小)6:腐葉土2:パーライト2の割合で混合したものか、
または市販の培養土が良いでしょう。
植え付けたら、鉢高と同じ高さで切り詰めます。

植え付け時にあんどん支柱を立てて、
つるを誘引して育てます。

霜には弱いので、冬は早めに室内に取り込みます。
室内では、日当たりの良い窓辺に置いて5℃以上を保ちます。

根詰まりするとつるが伸びなくなってしまうので、
そうなる前に植え替えますが、
パッションフルーツの株自体の寿命が7年くらいなので、
寿命が来る前にあらかじめ実生や挿し木で株を更新しておきます。

種子から育てる場合は、6月~7月に、
赤玉土(小)6:ピートモス2:川砂2の用土に、
成熟した果実から取り出した種子を、水洗いしてからまきます。


Passion fruit hana2.jpg
パッションフルーツの不思議な花


仕立て方剪定から収穫まで

仕立て方剪定
あんどん仕立てにします。
つるは、支柱の外側に巻きつけるようにして誘引します。

切り戻した後に伸びた新梢に花芽が付くので、
収穫後の9月~10月に切り戻して、誘引を繰り返します。

春先(4月)にも、混み入った枝や生育の悪い枝を間引き剪定します。

水やり
表面の土が乾いたら、たっぷりと水を与えます。
特に、収穫前の6月~7月には、
こまめに水やりするようにしましょう。

施肥
4月、7月、10月に固形の有機質肥料を施します。
そのほかに、葉の色を見て液肥を月2回ほど施します。

>>パッションフルーツ 庭植えはこちらです

>>パッションフルーツの苗をみてみる

パッションフルーツ 挿し木

$
0
0

sasiki.jpg
左の〇部分などが発根しやすいです


パッションフルーツも、挿し木で株を増やすことが可能です。
挿し木の時期は、十分に気温が上がって湿度の高い6月と、
暑さが少し落ち着き始める8月中旬~9月頃です。

どちらも挿し木に適した気温になりますが、
6月の方が挿し木をした後も、高温期が続き株が大きくなります。


■パッションフルーツ 挿し木

1.挿し穂を作る
挿し木をするためには、まず挿し穂を作る必要があります。
挿し穂は、パッションフルーツのつるから取ります。

先端の方とつるの途中と、どちらでも挿し木はできますが、
葉が硬くしっかりとしているつるの途中の方が、
先端の傷みが少ないのでおすすめです。

挿し穂は、節が2つついた状態で切り取ります。
先端に1つ、次の葉がついている部分がもう1つの節となります。
2つ目の節から5cm以上、挿す部分をつけて切り取りましょう。

2つ目についている葉と巻きつるは切り取り、
先端の葉は半分くらいの大きさに切ります。
挿し穂は株の状態と違い、根がありません。

大きな葉が何枚もついていると、
水分の蒸散が激しくなり、挿し穂が枯れてしまいます。

葉は必ず先端の1枚のみ残し、
残した葉も小さくしておくことがポイントです。

挿し穂ができたら、水を入れたコップなどに挿しておきましょう。
これを水上げといいますが、切った断面から水を吸い上げることで、
挿し穂を枯れにくくすることができます。

発根するまで水を交換しながらつけておいてもいいですが、
土に挿し木をする場合は、1時間ほど水上げをしておけば十分です。

2.挿し床
挿し木を水上げしている間に、挿し床を作っておきましょう。
ミニプランターや底穴をあけた発泡スチロールなどの大きな容器、
3号サイズのプラポットや底に穴をあけた紙コップでも大丈夫です。

用意した容器に、挿し木用の水はけのよい土を入れて湿らせておきます。
大きな容器を使う場合は、一度土を湿らせた後は乾燥まで時間がかかるので、
挿し床には土を使うのがおすすめです。

反対に、ポットや紙コップなどの小さな容器で1株ずつ挿し木をする場合は、
水苔を使う方が効率的です。

水苔はしっかりと水につけて戻し、絞ってから容器に詰めます。
水苔が長すぎる場合は、
少し短く切ってから使うと、挿し穂が挿しやすくなります。

3.挿し床に挿す
挿し床の準備ができたら、水上げした挿し穂を挿します。
土や水苔は必ずあらかじめ湿らせておきましょう。

特に水苔は、完全に乾いた状態のままだと、なかなか水を吸ってくれません。
十分に湿らせた状態で挿すようにしないと、すぐに乾燥してしまいます。

挿し木をした後は、強風の当たらない明るい日陰に置いて管理します。
用土や水苔が完全に乾かないように注意し、
乾きかけていると感じたら水を与えます。

発根するまでは、時期や環境によって差があり、
早ければ1週間ほどで発根します。

4.発根したら
発根し、節から新しい葉が伸びてきたら、鉢増しをしましょう。
鉢やプランターに、市販されている草花用培養土を入れ、そこに植え付けます。

水苔に挿し木をした場合は、そのまま鉢増しをするのは難しいため、
一度水苔から抜いて裸にしたものを、新しい容器に植え付けます。

鉢増ししたすぐ後は、明るい日陰で2週間~1か月ほど養生し、
その後は日当たりの良い場所で管理します。
その後は、親株と同じように管理しましょう。

■参考
・パッションフルーツの育て方 庭植え|日照と排水を良く栽培
・パッションフルーツ 鉢植え|株の寿命は7年、更新して栽培

ポポーの育て方 庭植え|栽培しやすい美味な南国果樹

$
0
0

PawpawA.jpg
ポポーの実


PawpawB.jpg
ポポーの花は、緑色からこげ茶色に変わる


ポポーはアテモヤやチェリモヤといったバンレイシ科の果樹で、
トロピカルフルーツとされていますが、
温帯原産のため耐寒性が高く、
日本でも育てやすい果物です。


[ポポー 庭植え育て方

栽培条件品種選び方

栽培条件
耐寒性が強いとはいえ、もともとがトロピカルフルーツのため、
庭植えができるのは関東以西となります。

実生もよく発芽しますが、収穫できるようになるまで、
時間がかかりますので、苗木を買い求めたほうがよいでしょう。

・品種選び
ポポーは自分の果実では結実しにくいので、
開花期の近い2品種以上を選んで植えます。
「ウェルズ」と「NC1」、
早生なら「ウィルソン」と「タイトゥー」、
などの組み合わせがよいでしょう。


植え付け時期場所

植え付け
ポポーは直根が深く伸びて大木となるため、
根が深く張れるように、植え穴は深めに、
50cm以上掘ってから植えつけます。
乾燥を嫌うため、元肥を入れて植えつけた後は、
マルチングをしておきましょう。

苗を植えつけて2年くらいは、
生育がゆっくりしていますが、
成木になるに従い樹勢が強くなっていきます。

植え付け場所
日当たりの良いところで地下水が深く、
水はけのよい肥沃な場所を選びます。
やや粘土質の用土を好みます。

ポポーの枝はやわらかく折れやすいのと、
落果をできるだけ防ぐために、
強風の当たらない場所が適しています。


仕立て方剪定から収穫まで

仕立て方剪定
ポポーの剪定の時期は、幼木のころは8月~9月、
成木になってからは12月~1月にします。

新梢を半分に切り戻して自然形を作ります。
枝が立ち上がりやすいので、樹形ができてからは、
混み合った場所で内側に出る枝や、
立ち上がる強い枝などを間引き剪定をし、
日当たりがよくなるようにします。

葉が落ちてから、結実した先に、
2芽くらい残して、切り戻しておきます。

施肥
開花後の5月頃と、実が熟し始める9月頃に、有機質肥料を施します。

受粉
人工授粉を行うと、より確実に結実します。
ポポーの花は両性花ですが、雌しべの方が先に成熟します。
開花後3~4日して、雌しべの機能がなくなった頃に、
雄しべから花粉が出てきます。

受粉する花が茶色に変化した頃、
先に咲いた花の雄しべの花粉を柔らかい筆で受粉してあげます。

摘蕾摘果たくさん結実したら、
7月頃に、葉数10枚につき1果を目安に摘果します。

収穫
果実が色づきやわらかくなったら収穫します。
自然落果するまで待ってもよいでしょう。
収穫後、涼しい場所で2~3日追熟させると甘味が増します。
追熟し香りが強くなったころが食べごろです。
縦に切って食べましょう。

>>ポポーの苗を見てみる

Viewing all 660 articles
Browse latest View live